エクスペンダブルズ

 僕は、自分が幼少時代~青春時代を過ごした80年代の映画を観ると何とも心地の良いノスタルジックな気持ちになる、ことがある。先日、TSUTAYAのキャンペーンがきっかけで借りてきた『カプリコン1』を随分と久しぶりに観ていて改めて思ったのだ。巧く説明出来ないのだが、単に“懐かしい”という言葉では言い表すことの出来ない、大きな安心感に包まれるような幸福で不思議なひととき(因みに『カプリコン1』は正確には77年の映画なのだけど、僕が繰り返し観たのはテレビの“洋画劇場”でなので80年代なのだ)。基本、この感覚は映画を観ている全編に渡って、というわけではなく、何かの拍子にふと起こる。例えば『カプリコン1』だったら登場人物の女性の髪型とか、脇役男優が煙草を吸うちょっとした仕草を見ている時など・・・・。しかし何故だか、シルベスタ・スタローンに限ってはこの抱擁感をずっと感じられるので不思議なのである。コレに気付いたのは、本ウェブマガジンの〈Short cut〉でも参加してもらっている友人の上木原氏から『オーバー・ザ・トップ』のDVDを(強制的に)貸してもらったときであった。もう、この雰囲気というか空気感というか・・・・スタローンが画面に映っているだけで「あぁ、オレ、ちっちゃい頃から映画が大好きだったなぁ・・・・」なんて改めて実感するのだ。そのスタローン兄貴の最新作。“兄貴”と書いたが実際は僕の親父とほぼ同世代であるから心底ビックリである。今年64歳になるスタローンと比べて親父はもうとっくに死んでるし・・・・って言うか、もっと言えばアルフィーの高見沢氏の現時点(56歳)でうちの親父は脳梗塞&ガンで入院してたのだから「親父、もっと頑張れ!」ってな感じのだが。
 08年の『ランボー 最後の戦場』に次ぐ、監督・脚本・主演の気合いの入った超大作!しかも!(既にあちこちで話題なのでとっくに知っているだろうけど)その共演に『ロッキー4』のドルフ・ラングレン!それに、『ロック・スットク&スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』で頭角を現し『トランスポーター』や『アドレナリン』で一躍大人気となったジェイソン・ステイサム!更に!近年『レスラー』や『アイアンマン2』で復活を果たした『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』ミッキー・ロークに、『ローグ・アサシン』(ジェイソン・ステイサム共演)や『ダニー・ザ・ドック』(リュック・ベッソン製作・脚本 モーガン・フリーマン共演)の『少林寺』リー・リンチェイことジェット・リー!それにジュリア・ロバーツの実兄『ダークナイト』のエリック・ロバーツも出演しているのである。ココまででも充分に超豪華共演なのだが、この映画が更にもう一歩踏み込んでいるのがアーノルド・シュワルツェネッガー・カリフォルニア州(ハリウッド)知事と、(我らがモッチ)ブルース・ウィリスの出演なのである!この、僕ら映画ファンの予想を完全に振り切った「まさかの?!」の出演陣が最大の話題である本作。僕みたいに80年代に映画を観て育ってきた世代にとっては絶対に涙無しでは観れないだろうし、(お小遣いも多少は増えたはずの年代なので)DVD発売が今から待ち遠しいはずの映画である。スタローン自ら「共演が永年の夢だった」と語るウィリスとシュワルツェネッガーに関しては正直微妙な配役だが、それでも1本の同じ映画で観れること自体、迷わずDVDは買いなはずだ。そうだろ?上木原さん?
 全く中身(ストーリー)には触れなかったが、そもそもこの映画はストーリーに左右される映画では無いので、出演者陣のラインナップに惹かれた人だけが観に行けばいいのだと思う。むしろ「ストーリーがどうだった」とか後からゴチャゴチャ言うヤツは「観に行くな」と言いたい。
 スタローンが大好きな友人・上木原氏からジムに通っているエピソードを散々聞き、家族同士で一緒にプールに行った際には、そのムキムキ・ボディをイヤと云うほど見せ付けられたので、流石に僕も「ちょっとは鍛えてみようかな・・・・」という気になってみたこの夏・・・・・まぁ、まずは脂肪を減らし体重を落とすことからだ。取り敢えず「カロリー・プリン体カット」の発泡酒に切り替え、食事減らしダイエット。難なく落ちる体重。流石に“スタローン世代”である。「まぁ、こんな感じで良いか」と体重キープを目指し毎朝、体重計に乗って管理を行うことに。“食欲の秋”。結構、暴飲暴食が続くが体重は変らず。「おぉ!?あんま変わんねぇじゃん!」と調子に乗って食べ続けるも尚体重変らず。昨日、嫁のお父さんが入院している病院にお見舞いに行った際、設置されていた体重計に乗るとまさかの4キロオーバー!改めて自宅の体重計を調べると、その一定の体重までしか上がらないよう、巧い具合に壊れていたのである。嘘みたいな本当の話。早速今日新しい体重計を買ってきた。今度のは体脂肪率から内臓脂肪率まで量れる優れモノ!取り敢えず来年は上木原氏と一緒にプールや海に、堂々と行きたいものである。

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