ゴーカイジャー ゴセイジャー
スーパー戦隊199ヒーロー 大決戦

 “戦隊モノ”の35周年並びに35作品目(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)そして、それらを製作してきた東映の“創立60周年”という記念作品である。タイトルにあるように『ゴーカイジャー』と『天装戦隊ゴセイジャー』を中心に、これまでの歴代戦隊35組187人と番外戦士12人の全199人が登場!コレは凄い!出演陣も本物のOBが多数登場し、クライマックスでは歴代の巨大ロボまで集合する!この際、ストーリーとかそんなんはもう問題ではないだろう。僕のような30代のお父さん世代にとって涙なしでは観る事の出来ない号泣必死大作だ。“スーパー戦隊シリーズ”の歴史についてはWikipediaなどでいくらでも詳しく知ることが出来るので端折るとして、なによりその第一作目となる『秘密戦隊ゴレンジャー』から実に35年という永きに渡り変わらず“男子のヒーロー”の代名詞として存在し続けているってのが感慨深い。75年スタートというから僕が3歳の頃で、記憶を辿るには幼すぎるようではあるが何故だか今でもしっかり覚えている。その後の『ジャッカー電撃隊』『バトルフィーバーJ』を経て『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』が個人的には1番思い入れがあるように感じるのだけど、しかし、その次作『大戦隊ゴーグルファイブ』、『科学戦隊ダイナマン』に関しては全く記憶が無いってのも不思議だ。『サンバルカン』を最後に僕は“男の子”から“男”になったのだろう、きっと。そしてそれから20年くらいか?永い年月を経て僕が再び“ヒーロー戦隊”と出会ったのは、長男がやはり3歳の頃に観始めた『炎神戦隊ゴーオンジャー』からであった。男はやっぱりいつまでも“男の子”なのだな。
 戦隊モノを観ていた小学校の低学年位の頃から僕は大の映画好きで、テレビの洋画劇場を何よりも楽しみにしながら自分で“映画帳”なるものを作り、観た映画のストーリーと感想をノートに毎回書き留めるほどのイタイ子供であった。愛読書は勿論“ロードショー”と“スクリーン”。誰かが書いた未だ観ぬ映画のコラムに一喜一憂し空想を広げて想像の中で時間を過ごすような、そんなイタイ子供はいつしか大人になり、やがて“本物の”映画コラムを書くようになったのだ。
 さて、そのオタク少年は幼い頃からの夢を叶え、もうかれこれ10年以上こうやって映画のコラムを書かせて貰っているのだが、昔から何故だか僕の“担当をした人はすぐに退社してしまう”という都市伝説的なジンクスがある(笑)。・・・・いや、笑い事ではない。井上社長からは「坂元くん、全然締切り守らないからなぁ、担当はいつもストレスを抱えてるんだろう」と笑いながら言われるも、その目は全く笑っていないからたまったものじゃない。で、そのジンクスを覆してくれたのが塚本氏であった。僕が書いた原稿を1番最初に読み、チェックし、校正やアドバイスをくれる大事な人だ。そしていつもちょっとした感想を聞かせてくれるのが嬉しい。毎月3本の原稿を書いているのだけど、雑誌やwebマガジンに掲載されても「読んだよ」とか言われることはまず無いし、ましてやその感想とか聞かせてくれる人は全くと言っていい程いないものなので(本当に親しい友人1~2人くらいなもんだろうか?)僕にとってはとても貴重で有難い一言であったりするから。で、その塚本氏がいよいよ退社してしまう。ジンクス更新である(笑)。・・・・いや、笑い事ではない。コレでもう2度と会えなくなるとかそういうわけではないのだけど、やはり寂しいものだ。担当ってのは相棒みたいなもんだからな。これから彼は自転車で全国を旅し、そしてそれをココ(CROWD)で掲載していくのだそうだ。楽しみ!最後に、先日彼から届いたメールの一部をコピペしたいと思う。
Subject:僕が「ポンヌフの恋人」を観れない理由 「僕が担当するのは今回までです。『Go To Theaters』と『ショートカット』の担当になることは僕にとって、入社当初からの大きな目標のひとつでした。それが、ウェブマガジンに移行してからの1年半、クラウドにとって大事な節目の時期に叶えられたのは、とても幸運なことでした。高校生の頃、僕はクラウドにコラムやイラストを投稿していたんですよ(笑)。その頃のクラウドは、17歳の男子が「背伸び」してカッコつけるための情報で溢れていましたから、そこにどんな形ででも関わっていることに、変なプライドを持っていたように思います(笑)。編集部・階元哲郎、そしてshort cut担当・坂元豪は、当時から憧れの“大人”でした。誌面から映画のジャケット写真を切り抜いて壁に貼り、ツタヤに行くときの参考にしていました。ところが毎月20本近い映画が紹介されていて、とてもじゃないけど観きれない。そのうち白黒からカラーに。壁一面に貼られたジャケット写真。昔流行った“ストーカーの隠れ部屋”みたいになって僕自身も引き気味。結局、short cut紹介作品制覇、という誰にも明かしていない目標は、そのまま潰えました。『ポンヌフの恋人』も、そうして「いつかは観たい」と思ったまま埋もれてしまった作品です。今、昔のshort cutを見直して、こんな1文を発見しました。※第13回、「そろそろネタが尽きてきたんじゃない?」という、ちゃぴさんのコメントに対して坂元「そんなことはない!“映画”はオレらがこうしてる間にも次から次に出てくるからねぇ。映画がある限り、このコーナーは一生やっていけるよ!」是非ともお願いいたします!僕はこれからまたイチ読者に戻りますが、一般読者としてshort cutに投稿し応援し続ける所存です!憧れの坂元さんと仕事ができたこと。short cut、Go To Theatersの原稿を誰よりも先に読める喜び。本当に楽しい時間でした。本当にありがとうございました。退社後も、僕なりにがんばっていこうと考えておりますので、またどこかでお会いできることがあれば、何卒よろしくお願いいたします。クラウド 塚本靖己」
そういえば、もう10年以上前の『Short cut』第一回目のテーマは『ポンヌフの恋人』だったんだね。自分ですっかり忘れていて、塚本くん、一体何の話をしてるのだ?と(笑)。まぁ、とにかく、塚本くん、最後の最後まで締切守らなくてゴメンね(笑)!今まで本当に有難う、お疲れ様でした!

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