スター・トレック BEYOND

 「スター・トレック」の第13作目となるシリーズ最新作。「13作目って・・・・寅さんかよ!」と突っ込みたくもなるが、しかも「スター・ウォーズ」同様、全ての作品が同じ世界を共有していて関連性があるというのだから凄い。ただしこちらは“オムニバス”という形態で描かれているので時間軸の流れはあまりないようだけど、なるほど、それはそれで面白いじゃないか。66年の開始以来、今までに6本のTVドラマシリーズ、12本の劇場版映画、1本のアニメ作品が製作され・・・・と書きながら「なんだ?デジャヴか?」と思い、よくよく考えてみたら前作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13年)の時もココ“Go to Theaters”で書いていたのだった。ま、どうせ誰も覚えていないだろうから今回は全部その回のコピペで済ますか?とも思ったけれどやはりそういうワケにはいかないだろう。なので、あまり書くことがなくなってしまったのだが・・・・。

 映画版でいうと、79年の『スター・トレック』から『スター・トレック Ⅵ 未知の世界』(91年)の6本で一区切りつき、94年の『ジェネレーションズ』からキャストを一新して「新 スター・トレック」がスタート。それが02年の『ネメシス/S.T.X』まで4本続いて~そこまでで計10本あるのだけど、実を言うと僕は全然観たことがなく・・・いや、正確には『スター・トレック Ⅳ 故郷への長い道』を劇場で観たのだが、まぁ~クソ面白くなくて。それが原因で他の作品を観ようとも思わなくなったのだ。(が、改めて調べてみると「Ⅳ」の公開年は86年なので、ってことは僕が中学生の時。もしかしたら今観たら面白いのだろうか?)加えて、大の「スター・ウォーズ」ファンであったので、なんだか「スタトレ」に抵抗を感じていたのもあったと思う。かぶってくるな!と。そして、09年の『スター・トレック』から再び「宇宙大作戦」(66年~69年の間に全3シーズン放送された「スタトレ」第一作目、いわゆる“元祖”的オリジナルもの)のメンバーを新キャストでリブートしたシリーズがスタート!・・・と聞いても全く興味も無かったのだけど、コレの監督が大好きなJ.J.エイブラムスだと知って観ないワケにはいかなかったのだ。で、観たら観たでメチャクチャ面白くて、僕はすっかり“トレッキー(「スター・トレック」の熱狂的ファン)”の仲間入りに。いやホントに物凄く面白いので未観の方は是非とも観て欲しい。

 広大な宇宙の中でまだ発見されていない生命体や文化を探索しているエンタープライズ号。ある日、未開な宇宙空間からのSOSを受信し救助に向かうが、突然の攻撃により謎の惑星に不時着。・・・この手の映画は粗筋を細かく書くのは野暮だろうから、続きは劇場で“エンタープライズ号の仲間たち”と共に冒険を楽しんでいただきたい。未知の宇宙空間を舞台に、個性の強い魅力的な登場人物とユーモア溢れる会話(セリフ)そしてスピーディーな話の展開に、子供から大人まで正に老若男女、誰もが楽しめる映画なのにも関わらず“吹替版”がないってのは、何だかスタトレの知名度の低さを物語っているようで残念だが(もしかして鹿児島だけか?)来年から新たなTVシリーズが始まるそうなので今度こそココ日本でも盛り上がるのではないだろうか。

 やたらめったら面白いエイブラムス版の新シリーズ。『スター・トレック』(09年)、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13年)に続き3作目となるのが本作『スター・トレック BEYOND』だ。『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(15年)を手掛けることになったエイブラムスは残念ながら今回は監督を降板したものの、ちゃんとプロデューサーとして作品に関わり、監督にはなんと「ワイルド・スピード」シリーズで有名なジャスティン・リン!しかも主要キャストは全員、最初の『スター・トレック』(09年)の時点で3本の出演契約を結んでいるとのことで(既に次作「4」への契約更新も発表された)お馴染みのメンバーが揃っているのも嬉しい!“映画”というより“アトラクション”に近い極上のエンターテインメント作。是非とも劇場で観て頂きたい。

一番上にもどる      ホームヘもどる