ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

 『ジュマンジ』(95年)という映画を覚えているだろうか。サイコロの目が出た数だけ進むルールのよくあるボードゲームなのだけど「デカい蚊に刺される」とか「サイやゾウの群れに襲われる」「地面が沼になる」などなど、止まったマスに書いてあることが現実に起こってしまうパニック映画だ。一度始めると誰かがゴールまで辿り着き「ジュマンジ!」というまで終わることが出来ないので怖いけどやり続けないといけないってのも面白い。きっと30代以上の方々は「あぁ~、あったねそんな映画!面白かったよね~!」と記憶していると思う。元ネタは絵本なのだそうだけど、この基本設定のアイディアで勝ったようなもんだろう。・・・・いや、そう言えばコレと全く同じ設定で『ザスーラ』(05年)ってのがあったけどあれは大ゴケしてたなぁ。今思えば『アイアンマン』(08年~)や『アベンジャーズ』シリーズ(12年~)のジョン・ファブローが監督していたにも関わらず何故にあんなに失敗したのだろう?『ジュマンジ』と全く同じ設定なのにその続編でもリメイクでもないというワケの分からなさか?(笑)

 『ザスーラ』は観直す気にはなれないが、実に久しぶりに『ジュマンジ』(95年)を観てみた。目の肥えた今観直してみると「あ、その程度の演技力で大丈夫だったのか」と思ってしまう“当時感”の中で、やはりロビン・ウィリアムズとキルスティン・ダンストの演技力というか存在感は凄い。特にサム・ライミ版『スパイダーマン』(02年~)でメリー・ジェーンを演じたキルスティン!凄いブスにも見えるし絶世の美女にも見える絶妙感は子役時代から変わらないのだな(笑)いやぁ~、やっぱ面白い!!家族みんなで楽しめる、間違いのない映画だと改めて確信。

 そして、その続編となるのが本作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』だ。ボードゲームからテレビゲームへと現代版にアップデートされ、主人公たちがゲーム内のキャラに扮しミッションをクリアしていかなければならないのだが、3つあるライフを使い切ってしまうとゲームオーバーになるから気を付けなければいけない(きっと現実でも死んでしまうのであろう・・・)。前作『ジュマンジ』は「5か8が出るまでジャングルで待て」という目が出て26年ぶりにようやく帰ってこれたロビン・ウィリアムズ扮するアランの存在が泣き所であり、ただのパニック映画とは明らかに一線を画す要素だったが、今回は、実際には臆病なゲームオタク少年がゲーム内では筋肉隆々のドウェイン・ジョンソンのキャラになったり、見た目ばかりを気にするジコチュウな女子高生がジャック・ブラック扮するおっさんキャラになったりすることで「自分の限界を決めているのは他でもない自分自身でありゲームのキャラになることで自分の可能性に気付く」という裏テーマが盛り込まれている点がポイントだろう。ゲーム内のミッションを共にクリアしていくことで実際に人間的にも成長していくという。

 老若男女家族みんなでこれほど楽しめる(子供から大人まで同じ場面で笑える)映画ってのはなかなか無いと思う。 既にシリーズ3作目となる続編の製作も決定した本作だが、製作サイドが「まさかここまでウケるとは思わなかった」と公言しているとおり、当初この映画はかなり過小評価されていたらしくオープニング収入は4,500万ドルと予想。が、実際にはその倍近くを記録し、公開第3週目に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を抜き、公開第9週目にはなんと『スパイダーマン』シリーズを抜いてソニー・ピクチャーズ エンターテインメント作としては歴代1位となっているというから凄い。勿論、エンディング曲はGuns N’ Roses!メチャクチャ面白かった!

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