第3回
坂元醸造の『坂元のくろず』

仕込みから1年以上かけて発酵・熟成させる看板商品“坂元のくろず”。そんなくろずに、りんご果汁とガラクトオリゴ糖をバランスよく配合して、美味しく飲みやすく仕上げている特定保健用食品“天寿りんご黒酢”。

200年の時を超えて受け継がれる製法と
福山町の気候風土が育む壺づくり純米黒酢

 美しい琥珀色。まろやかな酸味とコクのある風味が特徴の黒酢。調味料としてはもちろん、近年は健康や美容のために愛飲する人が増え、全国的なブームとなった。そんな黒酢の原点ともいうべき酢を、200年以上にわたって造り続けているのが、霧島市福山町にある〈坂元醸造〉だ。
 江戸時代に福山町で始まり、〈坂元醸造〉が今もなお受け継いでいるのが“壺づくり純米黒酢”。原料は蒸し米、米麹、地下水の三つのみ。「あとは陶器の壺と、福山町の温暖な気候、豊かな風土が育んでくれる」と藏元工場長。太陽のエネルギーと微生物の力により、一つの壺の中で自然と発酵が進むという、世界でも類をみない珍しい製法で生み出されるのだ。
 もちろん自然以外に、職人たちの力も重要。“子育て”に例えられる管理は、52,000本の壺の発酵や熟成状態を1本ずつ見て確かめるという実に大変で大切な作業だ。「私たちは顔色に気を配り、上手に発酵・熟成できるよう環境を整えてあげるだけで自然がつくるんです」と工場長は謙遜するが、壺の中の状態や収穫時期を的確に見極めるのは、職人の経験だけがなせる技。誕生から200年の時を経た今でも、昔と変わらない“壺づくり純米黒酢”を味わえるのは、技を継承し、環境を守ってきた彼らの努力に他ならない。

 

坂元醸造株式会社

本社

  • 鹿児島市上之園町21-15
  • 099-258-1777

壺畑・工場

  • 霧島市福山町福山3066-4
  • 0995-55-2107

その他、詳しい情報はホームページをご覧ください。
http://www.kurozu.co.jp

※2011年3月現在の情報です。

 

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