ネバーエンディング・ストーリーネバーエンディング・ストーリー 第2章 発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

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ネバーエンディング・ストーリー

「“現実逃避”というテーマで真っ先に浮かんだのが、この『ネバーエンディング・ストーリー』。ファンタジーも色々あるけども、これが一番最初に出会ったファンタジー作品だったような気がします」by 魅災流

ネバーエンディング・ストーリー 第2章
発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
DVD ¥2,100(税込)

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ファンタジーという現実逃避

アキサン 『ネバーエンディング・ストーリー』・・・・しかし何故に今、この映画がテーマに!?今コレをテーマにしてる映画コーナーって、きっと世界中でココだけだと思いますよ(笑)。
坂元 同感です(笑)。このテーマが更新されるタイミングがちょうど年末年始なんで、まぁ、“初夢”とかさ・・・そういうファンタジー的な要素に掛けた映画をテーマにしたいな、と。正月休み中にゆっくりと楽しめるような、そんな映画を紹介出来たらな、と思ったわけですよ。なのでテーマは“現実逃避”!
で、魅災流さんに“現実逃避”映画って言ったら何?って訊いてみたんだよ。因みに、オレ的にはウィル・スミスの『ハンコック』とか思ったんだけど・・・・
魅災流 で、オイラが真っ先に浮かんだのがこの『ネバーエンディング・ストーリー』
坂元 ・・・じゃ、それで。ということで(笑)。
魅災流 ファンタジーも色々あるけども、これが一番最初に出会ったファンタジー作品だったような気がします。しかも、映画館ではなくて小学校の体育館で上映されて観たような・・・多分それは塗り替えられた偽りの記憶かもしれません(笑)。まぁでも、面白かったですよね、コレ。

アキサン なるほど。確かに『ハンコック』も究極に“現実離れ”してますよね。普通に空飛んでたし(笑)。正に“初夢”っぽい映画かもしれない。しかし、『ネバーエンディング・ストーリー』!コレはワタシにとって、ガキンコの頃に見た“ステキ映画”の代名詞です。“現実逃避”という振り幅ではやはり『ネバー〜』の勝ちでしょう。

坂元 そもそも、この映画の内容自体が“いじめられっ子の現実逃避”だからね(笑)。
子供の頃に観た『ネバー〜』はファンタジー以外の何物でも無くて、とにかく夢いっぱいの映画だったけど、大人の視点から改めて観るとスゲー突っ込みどころ満載だよね?(笑)。
編集T 僕も改めて観直してみたんですけど、途中で寝ちゃいました(苦笑)。なんか今観ると色々とストーリーが荒っぽい感じがして・・・・。
心に迷いがある者が通るとビームにやられちゃう試練とかも、馬に乗った騎士は直撃を食らったのに、主人公の少年は走って避けちゃうし。避けれんだ!?って言うかビーム出たし・・・迷いがあったのかよ!?って(笑)。
チャキ お母さんがいなくなってしまった生活に当惑する主人公。その気持ちを察しているのかいないのか仕事が忙しい父親。いつも暗い主人公に容赦ないいじめっ子。そんな彼が壮大な冒険の中で幾多もの試練を乗り越え・・・と色んな深読みをしつつ観るのですが、結局、主人公は本を読んでいただけ?(応援はしていたけど)で、本の世界に入り、ファルコンに出会い、いじめっ子に仕返しし・・・・何このハリウッドな作り?正に“現実逃避”!いや、確かにファルコンや色んなキャラクター達は楽しかったのだけど。
坂元 そうそう、ファルコンに乗っていじめっ子に仕返しをする、というあのラストが全てを台無しにしちゃうよね。どういう教訓なんだ?と。弱い者いじめをすると仕返しされるぞ!ってことかな・・・・?(笑)。
チャキ 私の中の“現実を忘れさせてくれる映画”とは“映画に夢中にさせてくれる映画”だと思うのです。映画に酔うというか。“粋”な映画に酔ってしまう。メルヘンとかファンタジーの映画って特にそういう傾向にあると思うんだよね。現実の話で無いから、ということも多分にあると思うのだけど。現実を描いた映画ではくさい台詞も、そういう映画では“OK”になるっていうか。坂元さんの言う、あのラストが興ざめというか、現実に引き戻されるんですよね。“粋”じゃない。なんの解決にもならない。
坂元 それどころか、あの子はどんどん孤立しちゃう。あの終わり方は可哀想だよな。
チャキ この映画って確か原作者が訴訟起こしたんですよね。でも、映画の出来はともかく公開のおかげで原作が売れたらしく、結局和解。この点でも現実味ありすぎで。
映画のその手の裏話は墓まで持ってけって話ですよ(笑)。

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