マイ・ブルーベリー・ナイツマイ・ブルーベリー・ナイツ 発売元:アスミック

#114
マイ・ブルーベリー・ナイツ

「大人の恋の舞台は、冬だと思う。
白い息の凍える冷たい空気の中。そして夜。」by シホ

マイ・ブルーベリー・ナイツ
発売元:アスミック
DVD ¥1,890
© Block 2 Pictures 2006

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「大人の恋愛映画」の、解釈

魅災流 今回は『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、テーマは“大人の恋愛映画”っすか?オイラが最も苦手としているジャンルっすねぇ・・・・・。
坂元 きっと、最近のレギュラー陣にとって、全員が苦手なジャンルだろうな(笑)。
魅災流 じゃ、止めましょうよ・・・・。
坂元 前回の『2010年』、そして前々回の『ネバーエンディング・ストーリー』と、現実離れしたファンタジー・SFモノが続いたから、方向転換、って言うか気分転換を兼ねて現実っぽい映画をテーマにしようかな、と思って。
魅災流 それで『マイ・ブルーベリー・ナイツ』ですか?現実っぽいっすかね?コレ。

坂元 って言うか、ファンタジーとかSFとかじゃなくてって意味で。

アキサン ワタシはむしろこっち(『マイ・ブルーベリー・ナイツ』)の方がファンタジーだと思うけど(笑)。
坂元 ・・・まぁ、オレらにはね。“大人の恋愛映画”ってことで、最初は、『花様年華』をテーマにしたかったんだけど、ちょっとした“大人の事情”がありまして変更せざるを得なくなり・・・・
魅災流 『花様年華』、ウォン・カーウァイの名作っすね!なるほど、不倫がテーマかぁ・・・・それは確かに坂元さんにとって“現実”っぽいですね。
坂元 何でオレにとって“不倫”が現実っぽいんだよ!嫁とかもコレ読んでるんだから、誤解を招くようなこと言うなって!
魅災流 いや、だってこの前、飲み屋の会計の時に財布から千円札と間違ってラブホの割引券出そうとして焦ってたじゃ・・・。
坂元 おいおいおいおい!清永くん、何を言っているんだよ!
君はホント、バカだなぁ(笑)って言うか、バカじゃねぇの!?
魅災流 なんで本名で呼ぶんすか!?動揺し過ぎでしょ!?

野郎たちの“恋愛映画”

坂元 で、テーマの『マイ・ブルーベリー~』観た?
アキサン 観ましたよ・・・・・自分では映画好きな人間だと思ってるし、どんなヒドイ映画でも文句言いながら観ます。エグいホラーでも、悪趣味なスプラッタでも、重ッ苦しいヒューマン物でも、馬鹿馬鹿しいコメディ映画でも、お子様向けなアニメでも、観ます。野球で言えばどんな球でも打ち返す、そんなヘンテコな自信だけは持ってるつもりです・・・・が、この手の恋愛映画だけはどうもいただけない。打ち返せない。
大体が煮え切らない話、オチまで長い話、過程のどうでも良い話、どれもこれもが苦痛。こっちは何か伏線にでもなってるんだろうか、と思って真剣に観てるのに何にも無い。いわゆる“ガールズトーク”と言われるヤツと同じなんですよね。何かを得たり感じたりするのではなく、ただ共有したいだけ。話の輪に加わりたいだけじゃねえのか、と。
坂元 それでも観たんだ?(笑)この企画の為に。頑張ったっすねぇ!有難う御座います(笑)。
アキサン いや、でもこの映画まさしくガールズトーク的な映画でした。もうアレですね、相槌打つしか出来ない。「ふんふん、ほうほう、それで?」って。
色々考えてはみたんです。ジェレミーがカウンターの中から見ている景色をエリザベスも見たかったのだろうか、とか。カフェやバーのカウンターの中から見る景色って何か独特じゃないですか。客席からとは違う景色、どこに誰が座っていて、どんな話をしているかがよくわかる、って感じで。だからジェレミーは鍵のエピソードを詳しく覚えている、みたいな。・・・・そしたらあのエンディング。頑張って最後まで観たのにご褒美ナシ。オアズケ。
大体、ポスターの画でネタバレしてるし。アンマリだ。
坂元 (笑)!なるほど、確かにあのポスターってネタバレだな!
しかし、アキサンの奥さまは結構この手の映画って好きじゃなかったっけ?オレの勝手なイメージかな・・・?
アキサン ウチの嫁は『SEX AND THE CITY』とか大好きで、映画もドラマも嬉々として観てるんですが、私にとっちゃ“ヤリマン物語”でしか無いんです。『13日の金曜日』あたりだと真っ先に殺されるような人達しか出てない。かの偉大なる漫画家手塚治虫が亡くなる前、手塚先生の奥さんが「あなたのブラックジャックはどこに行ってしまったの」と叫んだそうですが、私は思わず「おい、ジェイソンはどこに行った!」って叫んじゃいました。
坂元 それ、今作ったでしょ?
アキサン はい、嘘です。で、基本的に恋愛映画は観ないからネタの引き出しが圧倒的に少ないので、『P.S.アイラヴユー』も観てみました。
坂元 おぉ!アレも“大人の~”だな!良い映画だったよねぇ~泣けたなぁ・・・・
アキサン ・・・・・・・・・・・・・あと、『いつか眠りにつく前に』とか。
坂元 号泣したでしょ?恥ずかしがることはないよ。アレは泣く。しょうがない。
アキサン ・・・・まあ良い話なんでしょうけどね。ゲップ。どうも女性目線の映画って苦手です。旦那目線で観ると何か釈然としないし。理想的なのは『ゴースト/ニューヨークの幻』とかですね。アレは良かった。
坂元 結局、ロマンチストかって!
魅災流 オイラも恋愛映画って殆ど観たこと無いんですけど・・・・強いて言えば『マディソン郡の橋』ですか?なんでこれを観たのかは覚えてないですけども、確かにちゃんと観た記憶がありますョ。ん~、恋愛映画から学ぶものなどミジンコの糞ほどもないと思っているんですが、この映画からは学べました。魂(下心)の灯が消えない限りいつまでも恋はしたいもんだな、と・・・・。
坂元 なんか全然本題の『マイ・ブルーベリー~』の話し出来ないじゃん・・・。
魅災流 そりゃそうでしょ。このメンバーじゃ無理ですって!
与太郎 じゃ、俺が参加しましょうか?任せといて下さいよ!
魅災流 全然ダメでしょ?!
与太郎さんこそ、この手の映画から最も遠いところに居る気がします!坂元さん、止めた方が良いっすよ!この人入れたら余計悪化しますって!
坂元 まぁ、こういうことになるだろうと思って、事前にちゃんと仕込んどいたから大丈夫。“大人の恋愛”を語れる“大人の女性”に参加依頼をしておいたから!
魅災流 おぉ!・・・てことはオイラたち最初から必要無かったじゃないっすか・・・・・。

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