#116 スタンドアップ

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家族の絆

魅災流 で、改めてテーマを確認したら“元気がでる映画”ってことでこの作品だったわけっすか。確かに女性の立場で観たら勇気もらえる映画でしょうね。
でも、男の立場で観るとあんまり気分の良いもんじゃない・・・てゆーか、あんなふうな行為が現実に行われていたってことに人間的に気分が悪いっすね。どうせならもっとこう、完膚なきまでにギャフンと言わせるような結末であって欲しかったとさえ思います。
まぁ この映画を観てまず感じたのは「やっぱ女には勝てねぇなぁ」ってこと。まぁ、俺は男だからそういう感想になるのかもしれないけど(笑)。あと、「親は子供を決して見捨てない」。この2つに尽きた。
“元気が出る映画”というよりは“ハートフル”な感じかな。
坂元 オレもそう思う。この映画の裏テーマは“家族の絆”だよね。
編集T 組合の壮行会?に主人公が乗り込んでったシーン、同じ炭坑で働く親父さんが主人公からマイクを奪って、静かに語るわけですよ。
「俺は今までお前たち(炭坑夫)を兄弟のように思ってきた。しかしここに尊敬できる人間は娘しかいない!」って。
あれは反則。あんなもん泣きますよ!っていうか、親父さんがマイク持った時点でもう涙出ちゃってるし。
まぁ 家庭内では「我が家の恥」なんて言われても、最終的には我が子がかわいくて絶対的な味方になってくれる。でも、親でも言えない事は絶対あって、それが白日の元に晒される。そこで更に誤解が解けて家族愛が深まるって流れ、凄く良かったですよね。
編集T 何かっていうとすぐ泣く主人公。泣き虫の彼女が、それでも子供たちの為に絶対に諦めず立ち向かう姿は美しい。
シホ 友情とか、家族愛とか、そういうのが絡むと色んなことを考えるし、自分の周りについても考える。そして「頑張ろう」って思えるのかな。
この映画はセクハラ訴訟に勝ったことが凄いわけではなくて、自分の子供に対する愛情、親からの愛情、理不尽なことへ立ち向かう勇気、友達の支え。そんなことが凄かったんだと思う。とにかく私は親子愛や家族愛にとても感動しました。
お父さんが守ってくれたところ。息子が家に帰ってきてくれたところ。
編集T それに比べて炭坑夫たちの憎たらしいこと!集団の力って、嫌な方向に傾くと最悪。観ながら何度も「死ね」って思ったし、ムカムカしたけれど、その集団の力があったから裁判に勝てたわけで・・・・難しい。
まぁ そうそう、劇的なシーンの見せ方は良かったと思ったけど、ただ、裁判中に傍聴してる女性が次々に立っていくシーンで、物語に全く出てこない男性までどさくさに紛れて立っちゃいかんだろうと(笑)。陪審員制のアメリカらしい演出なんだけどね。あと、どうせハッピーエンドになるなら、もっと集団訴訟に行くまでの苦労話とか、弁護士を頼むまでの説得とかっていうしんどい部分を多く描写した方が最後の良さが出る気はしたかな。それにしても、2時間近くサクサクと観させてくれる映画だった。こういう映画ってつまらなくなりがちなんだけど、これはその予想に反して得した気分になったなぁ。
編集T 『ペイ・フォワード』のラストシーンみたいに、集団が呼び起こす感動っていうのもありますよね。良くも悪くも“群れ”は力を持っていて、私たちも気付かないうちにいろんな“群れ”に属してる。自分が今どんな“群れ”の中にいるのか分かっていないと、知らず知らず誰かを傷つけているんじゃないかと、不安になりました。
魅災流 今の世の中、相変わらずのイジメ問題とか、DV、パワハラ・・・数え上げればキリがないほどの例があがってきますけど、戦争と同じで絶対に止まないんでしょうかね・・・・実際、オイラも親になって改めてこういった問題の怖さに怯えてます。衛星でもハッキングして「ヘイト アシュベリー」の「ピースフル・デイズ」を全世界に流したいとか、真剣に考えちゃいますよ。
坂元 「ピースフル・デイズ」は確か05年のミニアルバム「where is the peace」の3曲目に入ってたよね。「ヘイト アシュベリー」ってもう解散しちゃって、アルバムはなかなか手に入らないけど、この〈Short cut〉参加希望メールの坂元宛てに「欲しい」って書いて送れば2100円で買えるらしいよ。まだもう少し在庫が売れ残ってるみたいだから。
魅災流 ・・・・・いや、そこまでは知らんけど。

その「勇気」に元気を貰う

シホ 夫にあんだけ暴力を振るわれても「お前が浮気したんだろ」と父親に言われたり、「彼も気持ちのぶつけようがないのよ、我慢するべきよ」と母親に言われたり。それが普通と思われる時代に、会社での不当な扱いを、あれだけ頑張ってはっきり述べられるというのは相当な覚悟と強さがあったんだろうなぁ、と思う。
坂元 そういう“覚悟”や“強さ”にこっちは元気を貰う気分になるんだよね。
ましてやそれが実話だとなると尚更。
編集T 炭坑つながりで『ブラス!』はいいですね。元気が出るというか、良い気分になれるというか。
廃坑が決まって落ち込む住人が、ブラスバントの活動を通じて一つになっていく。正直、名前まで知ってる役者ってユアン・マクレガーくらいなんですけど、登場するおっさんがみんな、ダメだけど憎めない的ないい味出してて。やっぱりコレも実話がベースになってる映画です。
まめざる 『アタック・ナンバーハーフ』観ました?コレはかなりお薦め。タイで実際にあった(大会で優勝した)おかまちゃんのバレーボールチームのお話です。ちなみに監督はおなべちゃんです(笑)。おかまちゃんなのに可愛く見えてきますもんね~。
坂元 実際に大会で優勝しちゃうとこが凄いよな(笑)。
編集T そういった“絶対にあきらめない”、“希望を捨てない”というところで言うと、
ド定番ですけど『ショーシャンクの空に』でしょうか。痛快なまでの大逆転劇と、男同士の絆と、ラストの青い海。最高です!「明日もがんばろう」と素直に思えるし、
あぁ~、僕はやっぱりこの映画が一番好きです(笑)
シホ 『ショーシャンクの空に』は素敵だったですねぇ~、あのパッケージの表紙の場面では、こっちも本当に「やったー」って手を伸ばしたくなる。
魅災流 オイラの“元気がでる映画No.1”は、圧倒的に『コヨーテ・アグリー』でした!これも劇場ではなく、レンタルで観たんですけども、大好きな作品のひとつなので何回も借りてる気がします。アメリカンドリームってゆうほどではない、ささやかで、でもとびきりのサクセスストーリーは観終わったあと1週間くらいは心地よいでヤンス。
まめざる カッコいいですよね!当時、目指せコヨーテの女達でした(笑)。
魅災流 あと、『デンジャラス・ビューティー』も好きで、これはコメディなんすかね?
以前からずっと坂元さんに、オイラはサンドラ・ブロックが好きだってゆってんのにほとんど拾ってくれないから敢えて書いたんですけど(笑)。
坂元 魅災流さんは、ホントにサンドラ・ブロック好きだよね?(笑)確かに昔から言ってるもんなぁ。だから前に言ったじゃん、サンドラ・ブロックにそっくりな女の子知ってるから紹介しようか?って。小学生だけど・・・・
魅災流 ダメじゃないですか!
坂元 いやでもホントに似てるんだよ。見たらきっとびっくりするよ!・・・・って言うか、そう言えば魅災流さんの嫁さんもサンドラ・ブロックそっくりだよね?よくもあんなに似た人見付けたなぁ・・・
魅災流 因みに嫁は『天使にラブソングを』って答えたんすけど、あれは賑やかすぎやしませんかね?
坂元 サンドラ・ブロック似は否定無し!?

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