#120 ホノカアボーイ

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夏の青春映画

アキサン 何かこの映画(『ホノカアボーイ』)フワフワ感でいうと『かもめ食堂』『あの夏、いちばん静かな海』が似たような感じでしたね。
観終わった後にもフワフワ。何か強烈なメッセージ性があったりするわけでなく、何といいますか、ノンビリした映画というか優しい映画というか・・・こう、フワフワ~とした。上手く言えないけど、敢えて言うならフワフワーッとしてるんですよね。良い意味で。
坂元 いや、よく分かんないっす。「フワフワ」しか言ってないし。
魅災流 オイラにとっての夏の映画と言えば『スワロウテイル』でヤンスね。
昔々、オイラたちがバンド活動に燃えていたあの頃・・・あの夏の甘く淫靡な思い出が、目を閉じれば今もくっきりと・・・・あ、すまみせん、軽くトリップしてました。とにかく、あの映画が大好きで。久しぶりに観たくなったもんだからレンタル屋さんに行ったんですよ。そしたら探しだせなくて。アニメコーナーからアダルトコーナーまでくまなく探したのに見つからなくて、結局店員さんに尋ねたら、なんと「置いてない」と。えぇーーー!?ですよ。
あの映画って、人気無いんすかね??オイラの甘酸っぱい青春が全否定されたみたいな気持ちでした。
編集T “夏の映画”っていうと、“夏休み”的なゆったりとした映画と、“青春真っ最中”的な、焦燥感でヒリヒリするような映画の2種類がありますよね。
それでいくと僕は“青春真っ最中”な映画が大好きなんです。努力 友情 勝利!的なのとか。憧れもあって、すぐに感情移入してしまう。
“青春”と“夏”ってけっこうリンクしてますよね。“足早に過ぎ去る夏”と“高校3年生”みたいな。“いつまでも続かない”という焦燥感がどちらにもあって、相乗効果でドキドキが増す。
おすすめは『バッテリー』でしょうか。岸谷五朗がいい味出してるんですよ。入院中の母、体が弱くて大好きな野球ができない弟、そんな中、自分だけ野球漬けの日々を送る兄の苦しみ、重圧。それを、親父(岸谷五朗)だけは分かってる!という。たまらん!!

まぁ、僕は一人っ子でゲーマーだったんで全然違う青春を過ごしてきたんですが・・・・あっ!でも当時はクーラーがなかったんで、汗だくでゲームしてましたよ。
坂元 お!良いねぇ!“汗だく”というキーワードがなんか一緒じゃん!
上木原 僕にとっても“夏”イコール“青春”な感じだなぁ・・・。僕にとってロマンチックな季節・・・。
僕の夏の恒例行事は髪明るくして、週2回日焼けサロン行って週3回筋トレ・・・誰にも見せるわけでもなく一人で楽しんでます。コレしなかったら僕はオッサンになると思ってます(笑)。
坂元 確かに上木原さん、必要以上にムキムキしてるよね。美容師にそんな筋肉が必要なのか?っていうくらい(笑)。
上木原 “夏映画=青春映画”・・・・特に『フットルース』『トゥルー・ロマンス』!これは僕にとって掛け替えの無い青春ロマンチック映画なんス・・・。
もともと70~80'sの音楽が好きなんであのケニー・ロギンスの「フットルース」はいつ聴いてもヤバイ・・・車で聴くと『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』のユーロビートよりヤバイ・・・事故りそう・・・ケビン・ベーコンが最高にカッコいいよね!
何かのせいで落ち込んだ日。この映画観ると気付いたらいつの間にか笑ってる、いつの間にか踊ってる・・・リズム感無くて不細工でもいい!みんなでさあ踊ろう!そんな感じなんだよね・・・。
編集T あとはブッキーの『69 sixtynine』とか『ウォーターボーイズ』とか。
僕は“夏の映画”で思い出すのは邦画が多いですね。
湿気が肌にまとわりつくような暑さや蚊取り線香の匂い。
風鈴の音、蝉の声、縁日で買うラムネに焼きそば。
“夏”は日本にしかない風物が多くないですか?
坂元 なるほど、確かにそうだね。そういう感覚をいつまでも忘れないようにしたいねぇ。
編集T そうそう、そういうの感じなくなっちゃうんですよね。
(年齢的に)大人になって夏休みなくなっちゃたし。今考えると、夏休みがあった頃って贅沢な時間の使い方をしてましたよねぇ。「ヒマ」だの「ダルい」だの。。。
『ホノカアボーイ』は大人にこそ必要。夏休みを疑似体験できる貴重な映画です。あぁ~長期休暇欲しい~(笑)。

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