#139 悪魔の棲む家

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本当に「怖いもの」とは・・・・

坂元 洋画ホラーってのはむしろ好きなんだけど、邦画特有の“心霊”とか“心理的”なのはもう全然怖くて観れない!何なんだろうね・・・・?(笑)
宮田僚治 心霊的な所で云えば『リング』でしょうか?写真に写っている歪んだ人物等のディテールや様々な設定の細かさには驚かされました。死体の表情が怖過ぎましたね〜。『リング』と同じ中田秀夫監督の『女優霊』も鳥肌連発でした!
坂元 そうそう!あと劇場版になる前のビデオ版の『呪怨』とか!怖過ぎでしょ?!
宮田僚治 菅野美穂の『催眠』も怖かったよね。ラストあたりのねじれっぷりなシーンが当時トラウマになりました。変な動きをする菅野美穂。『富江』も含め、私の中では当分の間、菅野美穂=ホラー女優の印象になった作品でもあります。それと“心理的”なところだと役所広司さんと萩原聖人さんの出演している『CURE』ですか?確か、日本版『セブン』みたいな事を言われた映画じゃ無かったでしょうか?これはサイコ系ですがあまり有名にこそならなかったけど、そこそこ謎が多い映画で心理的怖さがジワジワきました!
坂元 邦画ホラーって、設定とかが身近に感じて親近感が湧くから怖いのかな?
アキサン 私事ですが先日母が亡くなりまして。で、遺族からしたら亡くなった身内が幽霊になって人様に迷惑かけるわけないだろ!って思っちゃうんです。仮通夜、お通夜と二晩過ごした葬儀場も、深夜でも全く怖くない。普段なら薄気味悪く感じちゃったりするんでしょうけど、あの時はむしろ温かみすら感じました。オカルトチックな事は信じてないんですけどね。他人だから、詳しく知らないから不気味に思うのでは?と最近は思うようになりました。
坂元 なるほど。それは凄く分かる。オレも親父を前に亡くしているんだけど、むしろ「温かみすら感じる」っての、物凄く解るよ。ま、でもアキサンにとってはお母さんのこと以前に、そういうの怖いと思ってなかったでしょ?(笑)
アキサン ですね。幽霊とかお化けとか悪魔とかゾンビとか、僕にとっては恐怖の対象では無いんです。薄気味悪くてビックリするけど「そんなん居ねえっすよw」で終わっちゃう。そんな中、最近待望のDVDが発売された『震える舌』の怖さったらないですよね。
坂元 それって、誰に“待望”されてたの?
アキサン 娘(子供)を持つ身としてはもう最恐の恐怖映画。マジで怖かったですもん。俺もあんなんなるかも・・・・ゾクリ!娘があんなんなったら・・・・ゾクリ!といったリアルな恐怖。演出も(良い意味で)酷い。悪趣味というか何というか。DVDには予告編も入ってるんですが、これもまた(良い意味で)酷い。予備知識無い人だったら全然別の映画を想像しちゃう編集。ガキの頃に一度観たきりだったんですが、今回大人になってジックリ観直して、めでたく僕の中で“一番怖い映画”に決定ですよ。もう子供に泥遊びとかさせらんない(笑)
坂元 アキサンにも怖いのあったんだ?(笑)
アキサン こう見えても、子供の頃は凄い怖がりだったんですよ。ライド式のお化け屋敷に行った時なんか、最初っから最後まで目つぶって耳ふさいで乗ってましたからね。
坂元 何故乗った?・・・・やっぱ、現実的な恐怖ってのが1番怖いんだよね。コレって自分にも起こりえるかも?みたいな。
宮田僚治 先日北海道に社員旅行でスノボに行ったんですけどリフトに乗っていた際にふと思い出した映画『フローズン』。これはありえなくも無い話!リフトに乗り、最後の滑りをして降りてこようとする男女3名がリフト係りの手違いにより途中でリフトが止まっちゃうんですね。その後どうにか声を出したり色々するのですが激寒い中、食料もトイレも無い、飛び降りようにも結構高い。さて、どうする??どうやってその危機を乗り越える??その後の主人公たちの行動と展開がそりゃもう考えられない事態に・・・・。ヒエー!自分だったらどうするだろう?考えただけで北海道がスリリングになりましたよ〜。
元編集
ツカモト
それにしても、この“恐いもの見たさ”っていう感情はなんなんでしょうね? わざわざ劇場に行って、お金を払って脅かされるっていう、本末転倒な感じ。学生の頃、有名な慈眼寺の心霊スポットに行ったことがあるんです。男女6人くらいで行って、何枚か写真を撮って。で、結局何も起こらなくて、細い山道を一列になって帰ってたんですけど、そしたら最後尾だった僕の後ろから「ウゥ〜」っていううめき声が!その声は全員が聞いて、慌てて走って逃げたんですよ。後日、その時の写真を確認したら、笑顔でピースしているはずの僕の首から上が写ってませんでした・・・・。真っ黒。そんなことがあったのに、今でもツタヤに行けば必ずホラーコーナーに立寄り、youtubeに“怪談”で検索をかける始末・・・・。“生きる”ために“恐怖”と戦っていた昔。“恐怖”を感じることで“生きる”を感じたい今っていうことなんでしょうか?左肩がいっつも重たいことと、関係がなければいいんですが・・・・。
上木原 でも、結局僕はそういうのはいないって思うんだよね・・・・。誰でもいるもう一人の自分。普段は隠しておきたい自分のダークサイドな部分が暴走して豹変する様が悪魔かと。まさにアナキンがダースベイダーになったときのように、オレもたまに“ダースベイダーのテーマ”が出てきますからね・・・・。その時はすかさず指で空中に“臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前”って。だからまずは“自分の闇”をしっかり理解し上手く同期してかつ肯定的に認めて・・・・。
坂元 何の話・・・・?

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このディスカッションは、メールのやりとりのみで行われているバーチャル(死語?)な対談です。このコーナーには基本的に何の束縛も決まり事もありません。思いついたことを独り言のように書いていただければこちらで他の参加者とのメールと「会話形式」に編集させていただきます(掲載時には簡単な自己紹介文とアイコン用画像が必要です)。現在募集中のテーマは5月25日更新予定の『SUPER8』(11年 J.J.エイブラムス監督)です。まずは気軽にメールを!メール受付〆切は4月15日(日)です。ご意見・ご要望のメールも大歓迎です。

参加希望メール送り先  sonic@sky.plala.or.jp 坂元まで

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