#141 SUPER 8/スーパーエイト

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“宇宙人”の出てくる映画

上木原 で、本題の『SUPER8』だけど、“エリア51”から貨物列車で“地球外知的生物”を運ぶシーン・・・・もう、あのCMだけでかなり興味をそそられた(肝心な部分が全く見えないんだけど)。SF、パニック、アクション、友情、恋愛、親子の絆・・・よくもまあこれだけ詰め込んだもんだ。あの撮影されたテープを現像するまでの雰囲気、謎の白いキューブ、頻発する停電、行方不明の犬や人・・・・途中まではスゴク緊張感あって、こんな映画好きなんだよねぇ。「これ、どうやってまとめるんだ?」って思ったくらいなんだけど・・・・。
アキサン でも結局『グーニーズ』『E.T.』『クローバーフィールド』を足して5ぐらいで割っちゃったような内容でしたね。割り切れないし足りないし。主人公に美少女にデブにノッポにチビ。ドラえもんはどこいった?みたいな。
上木原 あの子供達は『スタンド・バイ・ミー』を思わせたね。「子供VS地球外知的生命体」ってトコが新鮮で良かった。
元編集・ツカモト まさに『スタンド・バイ・ミー』『E.T.』を足して2で割ったような世界観。驚きはないですけど、安心して観れました。安い言葉で言えば、夢があるというか・・・・。
アキサン そうかなぁ・・・・?いや、これがね、『クローバーフィールド』の続編か序章ならまだ良いんですよ。謎は拡がるし、怪獣の正体が何となく見えてくるし、時代設定考えたら序章扱いで8mmカメラってあたりも関連性がありそうだし。でも違うってんだからしょうがないですよね・・・・。
以前にも熱く語ったような気がするんですが、僕はJ・J・エイブラムスの『クローバー〜』が大好きなんです。「カメラ酔いする」「意味わかんない」などの悪評も高かったりするんですが、YouTubeに謎の動画をあげたり、謎の関連サイトを立ち上げる等の興味深く謎多いプロモーション手法に僕はスッカリやられてしまいまして。そしてその続編を首を長くして待っているんです。しかし、残念ながら製作延期(てか中止)の報が流れてガッカリしているところにこの『SUPER8』 !予告編からは謎投げっぱなし感丸出しのエイブラムス色満載!やったぜ!遂に『クローバー~』の続編(or 序章)か?!と期待していたら、答えは「No」!・・・・チクショウ!ま、エンドロールのゾンビ映画はチープ感満載で良かったですけどね。あれが本編でも良かったぐらい・・・・。
坂元 それは言い過ぎだ(笑)。
元編集・ツカモト やっぱ『アルフ』ですね!メルマック星人。
坂元 何が?
元編集・ツカモト タナー家のガレージに不時着した、猫が大好物のエイリアン!所ジョージが吹き替えをやってて、小学生のとき見てました~。強烈なブラックユーモア。声と口調が好きでした。あの頃は、所ジョージといえば『アルフ』。声優だと思ってたんじゃないですかねぇ。アメリカのホームドラマでは、『フルハウス』と並んで思い出の作品です。・・・・って、分かってますよ、映画じゃないことは。けど「また参加して!」って急に、且つ気軽に言われても・・・・しかもテーマが“宇宙人が出てくる映画”・・・・特殊すぎでしょ!
坂元 『アルフ』!あったよね、宇宙人ほのぼのドラマ(笑)。昔はこういう宇宙人との友好的な映画やドラマが主流だったのに、いつの間にかみられなくなったよね。最近の宇宙人映画って、もう全部って言っていいくらい「VS 地球人」モノでしょ?しかも圧倒的に強い!更には「向うから来れるくらいだから」ってことで知能指数も人間より高い!ってのが定番で・・・・。
アキサン トム・クルーズの『宇宙戦争』に出てくる宇宙人はちょっと強すぎて観てて疲れちゃいましたね。「やっべえ、全然勝てねえ!」って。あれ、途中まで圧倒的すぎるじゃないですか。ガンダムで例えたらビグザムに対する連邦のジムやボールみたいなもんで。
坂元 何故ガンダムに例える?
アキサン で、結局は宇宙人はウイルスにやられてトライポッドがドッカンドッカン倒されるってあたりも、無敵のIフィールドだと思ってたビグザムをスレッガーさんの特攻とガンダムのビームサーベルで撃破!ってあたりと類似してて。
坂元 まだガンダム・ネタで引っ張るか?!
アキサン そういや『宇宙戦争』『SUPER8』のアリス役エル・ファニングのお姉ちゃん、ダコタ・ファニングが出てますね。姉妹で宇宙人にやられるってのも珍しい。
上木原 先日『バトルシップ』観てきたよ。最近さ、リーアム・ニーソンみるとものすごいオーラ感じない?『96時間』『アンノウン』『Aチーム』『SW・EP1』はじめ『シンドラーのリスト』から、キレるとフォース使ってメッチャ強いんですけど・・・・キッチュよりこの人をもっと際立たせて欲しかった。でも今回のこのお父さん娘思いすぎて困ります。ジャック・バウアーとタメ張るくらい。俺も娘いるけどあそこまではできません(笑)
・・・・で、この“地球外知的生物”は猿みたいな形態!光に弱いらしくアーマースーツ着てるっていう。でもコレ見て思ったんだけど異星人まったく悪いことしてません。攻撃しないものに対しては無視。だけど地球人はなぜか敵意むき出し!捕えられた異星人救出シーンも無駄な殺生は全くしない。信号もらってたまたま地球に来ただけだし。けど、主人公の「地球を乗っ取られる!」の勝手な一言で先に攻撃を仕掛ける海軍。それにビックリした異星人が正当防衛・・・・なんだか途中同情してかわいそうになってきた。宇宙船やヨーヨーみたいな子機が危険と察知したモノを次々破壊するのだけど、やっぱりそれ以外は見逃しているんだよね。
で、色々と紆余曲折あって、結局最後はお決まりの「どうよ!地球人の軍隊は!」みたいな・・・・なんだか野蛮に感じたの俺だけ?バトルアクションシーンは凄い迫力があったし、戦艦ミズーリが主砲でUFOに連射する様がヤマトに見えたり、浅野さんが『マイティ・ソー』の時と違って主役級でカッコよかったりで、ま、いいんだけど、それ以外はただただ異星人がかわいそうだったな・・・・。

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