#143 ジョーズ

《前へ1|2|3次へ》 2/3ページ

夏的“怖い”映画

アキサン で、今回のテーマ繋がりだし良い機会だからってんで、こないだ『ジョーズ87 復讐編』を観たんですが・・・・。
坂元 あ、それ観ちゃった?一応『4』ってことで『ジョーズ』シリーズ完結編なんだけど・・・・。
アキサン ヒドいもんでしたね。ブロディ署長は既に死んじゃった設定だし、次男坊は冒頭で死んじゃうし。サメはなかなか出てこないで老いらくの恋を見せつけられるし。動物パニックムービーだと思ったら観客パニック。サメは吼えるし(一番ひどい)、結局どうやってやっつけたかイマイチわかんないし。てか、そもそも何でサメが復讐するんだ。
坂元 もう『ジョーズ』に謝って欲しいくらいだよね。他に沢山あるサメ映画の1本であれば別に良いのだけど、あの『ジョーズ』の正式な続編だってことがタチが悪い。間違って観てしまった人たくさん居ると思うなぁ・・・・。しかし、“生物パニック映画”って山ほどあるけど、その中でも“サメ映画”って実は意外に少ないんだよね。でもって大概の映画で“サメ”は集団じゃなく単独で襲ってくる。コレは絶対『ジョーズ』の影響でしょ?そういう意味では未だに“サメ映画”は『ジョーズ』が作ったベースを外しきらないんだろうな。
アキサン 内容も勿論なんだけど、一番評価したいのはビデオのパッケージやポスターで散々目にしたあの絵。海面で泳ぐ人の下から迫りくる巨大なサメを描いたあの絵。アレ、最ッ高におっかないですよね。僕は昔スイミングスクールに通ってたので、ある程度は泳げる自信あるんですけど、あの絵を見て以来、足の付かない所で泳ぐのが怖くなりましたよ。
坂元 分かる分かる。オレなんか水中が濁って見えない時点で怖いし(笑)。
アキサン 前に、テレビでUSJの紹介番組みたいなのやってて、娘と見てたんです。「ほら、スヌーピーだよ」「何でかわかんないけどキティちゃんもいるよ」みたいな話をして、「今度遊びに行こうねえ」などと話してたんですが“ジョーズ”のアトラクションが写った瞬間、娘の表情が強張りまして。サメがザバーンって出てきた瞬間「イヤダ行かない」と。3歳児には若干早かったようです。
坂元 大分早いね。そう言えばうちもUSJ行ったとき“ジョーズ”のアトラクション乗ったよ。当時5歳くらいだったかな?長男が「どうせ作り物だから大丈夫」と強がるので一緒に乗ったんだけど、サメが船に突進してくるシーンでめっちゃビビってパニクるもんだから「お前、大丈夫って言っただろ?!」とどやしたら「まさか本物のサメが出てくるとは思わなかった」って言ってた。
アキサン 『ディープ・ブルー』のCGザメもなかなか迫力がありましたよね。CMでサミュエル・L・ジャクソンがバックリ食われるネタバレシーンを流すという大失態を見せつけておきながらも、あのシーンはやはり何度見ても傑作。スタイリッシュ(笑)な食われ方ですよね。思いがけない人が死んだり、予想外の人が生き残るってのも中々。「こいつ死ぬな」的なフラグを立てない映画ってのは新鮮でした。
宮田 “魚が襲う”という単純な視点だと『殺人魚フライングキラー』がありますね。『ピラニア』と言う映画の続編らしいのですが、何と監督がジェームズ・キャメロン!低予算でB級ながらも様々な工夫と演出で面白い映画だったのを覚えています。
坂元 この手の映画はよくTVの洋画劇場でやってたよね!今に思えば1番“映画”らしい“映画”だったように思う。ハリウッド映画って面白ぇ~!って日本中が洋画劇場にハマったのって、きっとこういうB級映画の功績が大きいと思うなぁ・・・・。
宮田 あと『アリゲーター』とかね。コレは1980年の作品なんで当時私は9歳。TVで観ながら「簡単に下水に生き物を捨てたらイカン」と思いました。あんなのが下水と言う未知の世界にはいるのかも!とまで思っていて、下水に妙な恐怖感を覚えましたね。
そうそう、同時期に観たような『スクワーム』も生理的にどうかある作品。あんな大量のミミズが襲ってきたり皮膚の中を這いずり回ったりされらたまったもんじゃない!その演出はもうトラウマ級です!

夏的"怖い映画”その2

上木原 “夏=海”ってのはテッパン!だけど最近は海に潜りたくない・・・・。
コトの発端は『オープンウォーター』観てからかな。「この夏海には行けない」がキャッチの『オープンウォーター』12観た?今回テーマの『ジョーズ』とはまた違う怖さ!
『フォーンブース』『パラノーマル~』並みの“その場所撮影”いわゆる“シチュエーションムービー”ってやつ。休暇を利用して二人のカップルがダイビングに・・・・ダイビング中にイントラが勘違いして二人残して寄港。そして海に取り残されるカップル。何度か助けを試みるが効果なし。脱水症状、魚に傷つけられサメに足もがれてパニくる2人!そして潮の流れにそって死を感じ始める十数時間後、2人の周りに無数のサメが。彼らの運命は・・・・。
坂元 コレはリアルに怖い映画だったよね。実話ベースってのが更に怖い。結局、何の救いもないし・・・・。
上木原 まさか?の続編『オープンウォーター2』の設定はウケる!けど怖い。複数の仲間がヨットでパーティー・クルージング。大いに盛り上がり全員海に飛び込んで大はしゃぎ!が!ふと、あることに気づく・・・・ハシゴを下してないよね?ヨットクルーザーは目の前。だけど2メートルの高さ。水着つなげて引っかけて上るが失敗・・・・どころか、ナイフで誤って仲間刺しちゃって全員パニくるし!
これ見て色々思った。果たして本当に助かるコトは出来ないんだろうか?例えば、体重の軽い女性をシンクロみたく投げ飛ばすとか、髪切ってロープにするとか、まぁ実際そんなシチュエーションにあったときないから考えるだけでしんどいんだけど・・・・。
って『1』と違ってサメが一匹も出てこない。それでコノの恐怖はスゴい!で、この2つの作品はCGはおろか回想やサイドストーリーすらなくて超ドストレート!これがまた怖いんだって!大海原をなめちゃいけない・・・・。
坂元 海の“最悪”的な怖さを思い知らされる映画だよね。『1』ほどのインパクトも興行成績もなかったけど、個人的には『2』の方が色んな意味で「凄い映画だ!」と思った。
上木原 僕は「溺れるコト」「狭いトコ」「窮地に追い込まれるコト」ってのが一番苦手で、絶対体験したくないってシチュエーションなんだよ。
坂元 オレも「狭いトコ」ダメ!あと「高いトコ」も。
上木原 言っても、俺が一番パニくる自信がある!仲間でいたら一番冷静さを失う自信があるし脱出出来ない自信がある!でも何故かコレ系の映画観ちゃうんだよなぁ・・・・なんでかな?
そんな“夏のパニック映画”の中で一番しんどかったのが『サンクタム』。暗くて狭くて息苦しくてパニくる!窮地に追い込まれこっちまで息苦しくなる!まさにブラックアウト映画。一人グランブルーのエンゾ状態(笑)巨大洞窟聖域(サンクタム)のアドベンチャー?脱出映画。観た?
前人未到の巨大洞窟に挑む探検隊達に巨大サイクロンが襲い掛かるってストーリー。途中、機材トラブル、潜水病、水中迷路に激流。行き場が次々になくなり状況悪くなる一方で仲間同士助け合わずにどうするんだって・・・・。瀕死の重傷を負った仲間を溺死させるシーンはマジでしんどかった・・・・。
坂元 ホント息苦しくなる映画だったよね。流石はジェイムズ・キャメロンが製作総指揮なだけあって、『アバター』と同様の3D機材で撮影された映像がまた臨場感があり(過ぎて?)凄かった。
上木原 ブラックアウトや溺死しない為にはどうしたらいいか知ってる?結局、ストレスで脳が酸欠状態になるのが1番ダメらしいんだよ。「常に平常心で無我」ってのが大事。海で溺れそうになったら平常心を心掛けて下さい。
坂元 それ、無理だもん。
上木原 あと、探検モノでいくと『スラムドッグ$ミリオネア』のダニーボイル監督『127時間』。コレはスゴイよ・・・・主演はグリーンゴブリンの息子、『ミルク』の(ショーン・ペンの)相手役のジェームス・フランコ。とにかく「さあ困った・・・・どうする!!」って映画。
登山家アーロンは気の赴くままに渓谷を渡る、楽しむ。そして美女との出会い。渓谷の狭間に青い湖で戯れる・・・・まさにリア充。が、ある山中で足を滑らせ断崖に腕を挟まれ、はずれない。どうやったって腕がはずれない。絶体絶命、次第に死を覚悟する127時間。水もなくなり自分のオシッコ飲んで生き延びる。そして親族などの幻覚をみはじめ・・・・。
因みに、ナイフ、ロープが手元にあるけど君ならどうする?!俺なら首つって自殺図るね。
坂元 いやいや、もうちょっとなんか努力しようよ・・・・。

《前へ1|2|3次へ》 2/3ページ

一番上にもどる      紹介作品一覧へ     ホームヘもどる