#144 さらば青春の光

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ようやく“shuu”登場

アキサン もう一つ思い出したのが『時計じかけのオレンジ』。そういや先の『トレインスポッティング』って、'90年代の『さらば〜』とか『時計じかけ〜』だとか言われて評価されてたんですよね。この映画も若者がピッチリした服着て徒党を組んでクスリやって暴れてますね。
もうイギリス圏の若者は暴れてるイメージしか持てないです。フーリガンとか。みんな歳取ったら山高帽かぶってステッキ片手にパイプやるんでしょうね。
坂元 またえらい勝手なイメージだなぁ・・・・。
アキサン 徒党を組んで暴れると言えば、ダニー・ボイル監督の『28日後…』とか・・・・。
坂元 出た!またゾンビネタ(笑)!
そうそう、そう言えば今回“英国音楽映画”がテーマってことで、英国在住のshuuをゲストで呼んでたんだった。
shuu いやぁ~、まさかこんなに後半になるまで出番がこないなんて思わなかった・・・・。
坂元 shuuは格好から趣味から“本格的な”英国好きだよね(笑)。オレも自分ではかなりの英国(文化)好きを自称してるしてるけど、shuuには全く敵わないって昔から思ってたもん。っていうか、英国に住んでるし・・・・因みにきっかけは何だったの?
shuu オレの "イギリス文化" との最初の出会いは、小学生の頃…、テレビでビートルズが初来日時にハッピ着て飛行機から階段を降りて来る昔の映像を見た時ですね。その時かかってた曲が気に入って、親父に 「これ何てゆう曲?」 って訊いたら「知らない。けど、この人たちはビートルズってゆう人たちだから、ビートルズの曲なんじゃない?」 と(後から分かったけど、"この曲" というのは "A Hard Day's Night/ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!)。 その翌日からですよ、早速レンタル屋に行って "この曲" 探し。そしてビートルズのアルバムの多さに引きました(笑)。確か最初に借りたのは "サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド" でした。完全に "ジャケ借り" で。勿論それには "この曲" は入っているはずもなく・・・・。結局 "この曲" に出会うのは暫くしてからでしたね。そうやって借りてはカセットにダビングを繰り返してるうちにビートルズとビートルズ的な服装やスタイルに入り込んで行きましたねー。今でも英語圏の国はイギリスしか行ったことがないくらいですから。
坂元 やっぱビートルズか。オレも全く同じです。
shuu オレは男兄弟が一人もいないんで、そういった情報は自分で手に入れるしかなかったんですよね。友達って言っても小学生なんでみんなビートルズなんか興味ない。気づいたら自分の同世代が誰も共感できないような趣味になっていってましたね。だから当時みんなが好きなBOOWYやユニコーン、ブルーハーツなどは全くわかりませんでした。今でもあまり興味がないので、同世代とカラオケに行くとみんなブルーハーツとかで盛り上がる時は、ここだけの話、盛り上がってるフリをしてます(笑)。 あ、でも唯一姉の部屋から聞こえてきたJitterin' Jinnは大好きでした。今思えばあれとMBCの "5時からテレビ" のオープニングで使われてたLa-Ppischの "パヤパヤ" がオレの最初のスカ系の音楽との出会いですね。
坂元 Jitterin' Jinnとoasisの曲で全く同じコード進行するのがあるよね(笑)。
shuu そうやって "イギリス文化" に興味を持つようになったわけですが、前述の通り男兄弟がいないんで、自分の情報のみ。インターネットもないわけですからねー。周りに "センスのいいアニキ" 的な存在がいれば別でしょうが、もしくは他の人なら "センスのいい親父" がいろいろ教えてくれるんでしょうが、うちの親父はダサかった・・・・。てことでオレがパンクやモッズ、スカ、スキンズ等の "悪ガキ系イギリス文化"(?)に出会うのはもっともっと大人になってからでした。『さらば青春の光』もけっこう大人になってから観ました。もともとは大学の友達がモッズバンドのThe Jamを教えてくれて、そこからモッズに興味が出て・・・って感じで。気にはなっていたんですが、観ないまま時間が過ぎてましたねー。あと『This Is England』 とかも映画の内容は別として、出演者の服装やスタイル観てるだけでも今でもなんだかゾクゾクして "オレ、イギリス文化好きだなー" と改めて思います。もちろんブライトンにも何回か行きましたよ。
坂元 『This Is England』 って、フォークランド紛争の話だよね?それこそファッションとか音楽とかが凄い話題になっていて気にはなってたけど、“政治色が強い映画”ってイメージがあってなんか観そびれてた。ブライトンも行ったんだ?流石!
shuu 正直オレの中で「映画」は音楽、ファッション、酒、食・・・・に次いでかなり優先順位が低いんですが、やっぱりイギリス映画もしくはイギリスがテーマになった映画は好きですね。『Lock Stock&Two Smokin' Barrels』 『Trainspotting』『Green Street Hooligans』『Snatch』 他、ガイ・リッチー映画・・・・あ、でも『ノッティングヒルの何ちゃら』とか『ウィンブルドン』とかの映画には一切興味ないですけど(笑)。
坂元 やっぱイギリスでは今でも地域によってはモッズとかスキンヘッズの格好してる人いるの?流石にそれはないか?(笑)
shuu ロンドンで月一くらいでスカのイベントに行くんですが、会場内はUKブランドのフレッドペリー、ベンシャーマン、merc、ドクターマーチンなどなどを身につけてる人が90%くらいですね(笑)。あとはハット、超細身のスーツ、ハリントンジャケット、サスペンダーの他スキンヘッドやポールウェラー系のヘアスタイルのおじさんなどなどスカ・モッズ・スキンズのスタイルの人がいっぱいです。しかし、最近の若い人って "モッズ" を知らないも多いですよね。イギリスに来てる人でも知らない人多い! 特に女!
坂元 そうなんだ?!うわぁ~、生で見れるなんて羨ましい!しかも本物を!
上木原 ところでさ、最近「ムービー@ホーム」ってBSのテレビあるの知ってる?最初はFbの“20世紀フォックス”で知ったんだけど、なんかショートカットに似てるんです。一つのテーマを決めてそれについてタレントが語るって番組。面白いんで是非見てみて下さい。
そこでいろんな映画が紹介されるんだけど、こないだ『炎のランナー』が紹介されてました。誰でもあの有名なテーマソング知ってますよね。ロンドン五輪で開会式だけでなく各競技の表彰式でもメインテーマが流れてロンドンオリンピック=炎のランナーってセットな感じ。って、開会式でのMr.ビーン登場で爆笑!しかも浜辺の有名なシーンでCG参加。足とられたり、ズルしてジープ乗ってるし!おかげでこのテーマ聞くだけでコレ思い出しちゃうだろ!!2人のイギリス人陸上選手がいろんな問題と向き合いパリ・オリンピックの金メダルを目指すって本当に感動的な作品のはずなのに・・・・(笑)

参加者募集!

このディスカッションは、メールのやりとりのみで行われているバーチャル(死語?)な対談です。このコーナーには基本的に何の束縛も決まり事もありません。思いついたことを独り言のように書いていただければこちらで他の参加者とのメールと「会話形式」に編集させていただきます(掲載時には簡単な自己紹介文とアイコン用画像が必要です)。現在募集中のテーマは10月25日更新予定の『エクスペンダブルズ』(10年 シルヴェスター・スタローン監督)。まずは気軽にメールを!メール受付〆切は9月15日(土)です。ご意見・ご要望のメールも大歓迎です。

参加希望メール送り先  sonic@sky.plala.or.jp 坂元まで

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