踊る大捜査線 THE MOVIE(C)1999フジテレビジョン

#145 踊る大捜査線 THE MOVIE

「劇場で観客が一体になって笑って興奮して感動して泣いて・・・・こんなことを共有できるってのが『踊る~』の人気なんじゃないのかな?」by 上木原

『踊る大捜査線 THE MOVIE』
発売日:2003年6月18日
発売元:フジテレビジョン
販売元:ポニーキャニオン
価 格:¥5,040(税込)

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『踊る~』の魅力

坂元 今回は『踊る大捜査線』ね。TV版も劇場版も遂に“FINAL”!っていうこのタイミングに併せて。
アキサン 『踊る~』ですか・・・・いや、おもしろかったんですけどね、“テレビドラマ”としては。
坂元 いきなりのダメ出し?!
アキサン 坂元さんだってこないだ、CROWD “Go to Theaters”での『プロメテウス』の回で『踊る~』はTVで充分!みたいなダメ出ししてたじゃないですか。
坂元 いやいや、ダメ出しはしてないよ。そもそもこんなメガヒット作にダメ出しすること自体ヤボなことだし。
アキサン 僕だってただ「テレビドラマとしては面白かった」と。
坂元 ・・・・まぁ、それは同感です。メチャクチャ面白かったもんね、ドラマ。基が長編の連続ドラマなんで、こうなってくるとテレビの特番でも劇場版でももう何でも良くない?過去の登場人物がそのまま出続けてくるっていうこの手のドラマは特に、ファンにしてみれば長いこと観続ければ観続けるほど面白さはどんどん増してくるワケなんで・・・・。
それに、それこそ“Go to ~”の『プロメテウス』の時も書いたけど、オレは決して“劇場向き”が「上」で“TV向き”が「下」って基準ではないんですよ。『FINAL』も勿論メッチャ面白かったけど、やっぱり・・・・っていうかオレはむしろTVで家族とか友人とかと一緒にワイワイ観た方が絶対に楽しめるような気がするんだよね。ま、オレはそういう見方はしないけど“例えば”の話で。
上木原 ホント、テンポもよくて飽きないよね。何故か何度観ても新鮮だし。青島と室井、所轄、本部、上層部と、視聴者を毎回楽しませてくれる。
でも俺、テレビでやってるとき全然見たことなかったんだよね、仕事オンリーだったせいか・・・・何かの映画観たとき予告編で『踊る~』やってて“湾岸署史上最悪の3日間”ってテーマで面白そう!って思ったの覚えてる。
刑事ドラマは『西部警察』『あぶない刑事』『相棒』とか観てたのに、なんとも不覚・・・・。
で、ちょっと気付いたんだけど、上層部の会議の雰囲気は『エヴァンゲリオン』のゼーレと似てない?BGMも“ヤシマ作戦”にメッチャ似てる気がするのは俺だけ?あと、キョンキョンにプロファイリングお願いするトキは『羊たちの沈黙』のレクター博士そのものだし。作品内に色んなオマージュが入ってそう。あと、あのOP曲“RHYTHM AND POLICE”いいよねぇ~!あの青島走り出すシーンはテンション上がる!『SP』の曲も最高にいいけど。
坂元 奇を衒うことなく(微妙なアレンジはあっても)ずっと変わらない楽曲ってのが観てる方の期待を裏切らずテンション上がるんだよね。
アキサン 最早すっかりオナジミになった色々といわく付きのテーマ曲・・・・。
坂元 メキシコだっけ?どっかの昔の曲とそっくりって噂なんでしょ?
アキサン っていうか“まんま”なんだけど、それと最早すっかり織田裕二の曲になった感のある“Love Somebody”。この2曲はちょっと聴いただけでもう一気にイメージが“湾岸署”に行くよね。前回Short cut(#144)の『さらば青春の光』でも出てきてたM-51は僕にとっては青島コートですし(笑)。
坂元 そうそう、あのコート流行ったよねぇ!でも誰にでも似合うもんでもなくて、間違った人が着てるとメッチャださかった(笑)。
上木原 しかしまぁ、『踊る~』は登場人物が派手だよね~、それと数々の名セリフ!よく出てくる青島の「俺はあんたの命令を聞く!」ってのは例の「事件は会議室で起きているんじゃない現場で起きてるんだ」より好きかも・・・・。
坂元 “名セリフ役”ともいえた和久さんこと“いかりや長介”がいなくなってからは、甥っ子が登場して“和久・語録”をノートで引き継いでいく展開はちょっと強引ではあるけれど巧いこと考えたよね。
上木原 「待機だ!」「本庁の人間が行くまで待て!」「お前は手を出すな!」とかってウザいセリフが観客のモヤモヤをマックスに上げるとこも流石だよね。『FINAL』の上層部は最後すっきりしたけど・・・・。
なんかフジ映画って『海猿』にしても『アンフェア』にしてもモヤモヤ格差発言多くない?

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