#153 恋する惑星

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パインと映画の賞味期限

みーちゃん 私はこの『恋する惑星』を観てからウォン・カーウァイの大ファンになりました!彼の作品はほとんど観てます。あの、何とも言えない雰囲気とか、色合いとか大好きです。
坂元 よっしゃ!やっときた!みーちゃん、遅いよぉ~・・・・二人の怖いおじさんたちがこの映画のことボロクソ言うんだよ、終いには「ホラー映画」だとか・・・・もうメチャクチャでしょ?
みーちゃん 中学の頃からジャッキー・チェンが大好きな私は「香港映画=ジャッキー」っていう、いわゆる「アクション映画」のイメージが強かったので、『恋する惑星』はとても衝撃でした(この衝撃は『インファナル・アフェア』を観た時にも)。香港映画の可能性というか、ハリウッドにも負けない勢いみたいなものを感じますよね。
坂元 タランティーノがこの映画を絶賛してウォン・カーウァイをハリウッドに招いたっていうくらいに(一部の)映画ファンには未だ絶大な人気を誇っていたりもするみたいだね。
上木原 ウォン監督って脚本用意しないコトで有名なんだってね~。脚本を用意しない時は、現場で直接、俳優に「こうしてくれ」とか言うらしい。それが面白い、って言う役者も多いらしく。金城武もその一人で「脚本がないから自由」って映画創作を教えてくれた監督なんだって。『グランド・マスター』もいったい何年かかったんだろう・・・・香港映画ってジャッキー・シリーズと『男たちの挽歌』シリーズに『インファナル・アフェア』くらいしか知らないのだけど。しかもウォン監督って確か『2046』でクランクインしてんのにキムタクを数年放置した監督ってイメージでキムタク好きな俺はあまりいい印象じゃないんだよね・・・・
みーちゃん 『インファナル・アフェア』のリメイク『ディパーテッド』は私的にナシなんですが・・・・日本でリメイクされた『ダブルフェイス』はとてもよかったです。ドラマですが、西島秀俊・香川照之なので、まるで映画のようでした。これは金城武もそうなんですよね、彼らの持つ存在感やオーラなんでしょうか。因みに金城武の作品で一番好きなのは『君のいた永遠(とき)』かな。一般的に、現代と回想を繰り返す展開って混乱しがちですが、本作はちょうどいいタイミングで切り替わっていたと思います。
坂元 『インファナル〜』のトニー・レオン、カッコ良いよねぇ~!そのトニー・レオンと金城武の若かりし頃が見れる『恋する惑星』って、そういう意味でも必見じゃない?
みーちゃん トニー・レオン&金城武といえば『傷だらけの男たち』も好きです。『恋する〜』の頃からすると、二人とも素敵に年を重ね、いい役者になったなと。緊張の連続でした。
上木原 あと、ジョン・ウーの『レッドクリフ』でも共演していたね。呉の周瑜は最高にカッコよかったし、同じく蜀の軍師・諸葛亮公明の金城もカッコよかった!特にこの二人が琴の連奏をするシーンは昔の友と今も友情を交歓する雰囲気でとてもドラマティック。小喬のリン・チーリンは惚れたな~・・・・そのあとキムタクと共演もしたし。フェイ・ウォンにしても中国の女優さんはみんなキレイだよね~。森三中みたいな人っているのかな(笑)あと、トニー・レオン!昔チョウ・ユンファの2丁拳銃でバンバン撃つのが華麗でカッコよくて好きで『男たちの挽歌』シリーズにハマってたときあったんだ。それにトニー・レオンも出てたんだよね。彼のイケメンっぷりも最高いいよね。
坂元 ジョン・ウーはやっぱアジア圏を代表する監督の一人だよね。作風は異なるけど、ウォン・カーウァイもどっかで影響受けているような気がする。
上木原 ジョン・ウーはハリウッドで学んだ経験をもって、それをキャスト・スタッフなど映画製作に関わる人たちに教えているんだって。そして世界的成功を収めた後でもより謙虚な態度でいるとこが金城やトニー・レオンは感服してるそう。監督次第で作風は随分変わるからね。けど、香港映画とか中国映画ってなんであんなキレイなビジュアルなんだろう。もう一度再編集して高画質、3Dで見てみたい!特に歴史モノ、スゴイよね。宮殿の多くの衛兵が守る姿、一斉攻撃、色彩キレイな風景、ワイヤーアクション・・・・僕のイメージはこんな感じ。トニー・レオンとジェット・リーの『HERO』とか『レッドクリフ』なんかは是非3D化して欲しい!そしていつか『エクスペンダブルズ』みたいなの作って欲しいよね。 監督:ウォン・カーウァイ 脚本:ジョン・ウー キャスト:ジャッキー・チェン、アンディ・ラウ、トニー・レオン、金城武、チョウ・ユンファ、そしてヒロインにチャン・ツィイー。そして特別出演にキムタク!
坂元 出た!上木原さんの妄想『エクスペンダブルズ』
上木原 そう言えば先日、『恋する〜』の続編と言われた『天使の涙』も観てみたよ。異次元なストーリー・・・・後半また寝てしまった。なぜイッキ見できないんだろう・・・・この作品って『恋する惑星』に入るはずだったんだってね?だからお店や雰囲気など色んな接点もあるし、内容も日常的で香港らしさのエネルギーは感じるんだけど。金城扮するモウは5歳の時に期限切れのパイン缶を食べて口が利けなくなったという設定で、『恋する〜』で執拗に探すのはコレもあるのかも・・・・とか、まぁ観た人だけわかるキーワードだよね。最近のショートカットで話題の邦題。「幸せの~」はみんな反対で「裏切りのサーカス」はツカモトさんも絶賛してたけど、この「恋する惑星」って邦題は俺好きだな~。・・・・仕切り直して、こういうのもたまにはアリですかね?またいつかこの作品観てみたいと思ってきた。
坂元 でしょ?!それなんだよね。あの独特の雰囲気とかが妙に後に残るというか・・・・彼ら・彼女らにもう一度会いたいって思ってしまうような、そんな何かが心に残る。
上木原 確かに。この映画は俺の子供たちが大人になって観ても古臭くならない作品なんでしょうね。金城はパイン缶の賞味期限を気にしてましたが、この作品の賞味期限のいつまでたっても心配はいらないようだね・・・・
坂元 お後がよろしいようで・・・・。

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