#170 ミセス・ダウト

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みんな大好き、ロビン・ウィリアムズ

アキサン 『グッド・ウィル・ハンティング』『レナードの朝』『パッチ・アダムス』などで演じた医者、というかカウンセラーというか。相談役だったりアドバイザーだったり。あぁいった役が彼にはハマってますよね。「理想の上司像」みたいなアンケートで一時、北野武や所ジョージが常連だったように、やはりみんな何かしらそういう純粋で良い人イメージフィルタを通してロビン・ウィリアムズを見ちゃうんじゃないのかな、と思います。僕も見てます。
坂元 同感です。オレも正にそんな目で観てるなぁ~・・・・。
N氏 でも、『ストーカー』とか『インソムニア』みたいな悪役もばっちり演じきる、というか、普段とあまりにもイメージが違って逆に不気味感が増すんだよね。
アキサン 『インソムニア』でのサイコ野郎・犯人フィンチ役。評価高いみたいなんですけど、どうもシックリこない。『奇跡のシンフォニー』のウィザード役なんかも、いつもの陽気なロビンかと思いきや嫌な奴のまま終了・・・・。
確かに、なんかいつも同じような役回りばっかりのイメージで、一時は食傷気味にもなったりするんですが、むしろロビン・ウィリアムズはそんな人であって欲しい、陽気なおしゃべり上手の面白い中年オジサンであって欲しい、という気持ちもあったりするんですよね。ロビンの顔見れば「陽気なお調子者の良い人」であって欲しい、というワガママにも似た願望が先に来ちゃうんですよ。多くの人が武田鉄矢が人格者であっていて欲しいと願ってるように。高倉健が寡黙で不器用な男であって欲しいと願っているように。
坂元 なんかメチャクチャよく解ります(笑)。
アキサン ゲイリー・オールドマンが「自分に悪役をオファーする連中は想像力のかけらも無いのだろう」と言ったとかって話があるんですけど、それもわかるんです。魅力的な役者であればあるほど色んな幅を持った役を観てみたい、って気持ちは充分にわかります。でも、それでも、ロビン・ウィリアムズには悪役は似合わないと思っちゃうんです。渥美清が寅さんにしか見えないのと同じように。
坂元 確かに、ロビンは「陽気なお調子者の良い人」にしか見えないよね(笑)。そういう役で生涯を通せば、それはそれでまた伝説になったのだろうけど・・・・。
上木原 ロビンは「笑いで私たちを癒してくれる」そんな印象の俳優だった。コレは“パッチ・アダムス”が「笑いで病人の苦痛を癒す」といったセリフが今でも印象的に残ってるからかも。スタンドアップ・コメディアンから遅咲きの名優ロビン・ウィリアムズ。彼の色々な名作から笑いと感動を与えてもらった。もう彼の新しい作品には逢えないけど、映画の中ではいつでも逢える。人生に躓きそうになった時、ロビンと一緒にポジティブになろう!・・・・って、今回、坂元さん全然コメントしてないね?やっぱ、嫌いだから?坂元さんが彼を好きになれない理由が未だ解らない・・・・。
坂元 いやいやいや、決して嫌いなワケではないです!(笑)ただ、あんまり正統派過ぎるイメージがあったんで、好んで観てはこなかったというだけで・・・・。
アキサン でもそんなロビン・ウィリアムズも鬱からの自殺という、そのイメージから大きく逸脱した最後。まさかの、でしたね。
死の数か月前に、末期がん患者の願いを叶えるべくビデオメッセージを送っていたというニュースが死後に流れましたけど、信じられませんよね。そんな人が何故。彼を救ってくれるようなパッチ・アダムスはいなかったのでしょうか。残念で仕方ありません。そしてビデオレターを貰った人はそれはもう大喜びだったそうですけど、まだロビン・ウィリアムズの死を伝えてないそうです。そりゃそうですよね、伝えられないですよね。必死で闘病している自分を励ましてくれた人が自殺しただなんて、伝えられないですよね。やりきれないですね、もう。
坂元 そんなエピソードがあったんだ?知らなかった。それはまた辛い話だねぇ~、これから僕はロビン・ウィリアムズを聞く度・観る度にそのエピソードを思い出してしまうかも・・・・。

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