#171 プレデター

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プレデターの恐怖

アキサン ってことで今月は『プレデター』、脇役で出演したアーノルド率いる武装軍団相手に孤軍奮闘、サムライスピリッツ をふんだんに発揮したプレデター界の若武者「プレデター・ウォリアー」が大活躍の映画ですね。
スー族の末裔ビリーと種族の壁を超えて心ふれ合うハートフルなヒューマンドラマ映画の一面を見せておきながら、最後はダッチの卑怯極まりないブービートラップの餌食になって自爆で憤死!無念・・・・。
坂元 ・・・・完全に「プレデター」目線だな・・・・。
上木原 昔観たときはさ、プレデター視点のサーモグラフィと赤い照準ががマジ怖かったもんね。見えない敵に謎の百舌のはやにえの様な行為。そして部隊が一人、また一人と殺されていく・・・・。
坂元 そうそう、プレデター、当時はかなりインパクトあったよねぇ〜、流石のシュワルツェネッガーでも全然敵わないんじゃないか?ってくらい。ホント怖かった。
上木原 先日改めて久しぶりに観たよ。そしたらタイトルが『アーノルドシュワルツェネッガーのプレデター』ってなってた。懐かしい・・・・確か昔はみんなこうだった気がする。
『プレデター』もある意味筋肉祭だったよね。何故みんな裸で戦わないのかって思ったよ。勿体ない。最初にディランとダッチがお互い手を絡めるシーンであの二人の上腕が物凄いよね。そのままアームレスリング入ってるし(笑)。っていうか、カールは“ディラン”役の人ってより“アポロ”の方がしっくりくるよね。
あと、スコープスドンでやられた『コマンド―』であの名台詞「アイムハングリー」シーンのグリーンベレーの人も出てるし(笑)。
坂元 そうなの?筋肉アクターって、プライベートでもみんな仲良さそうなイメージがあるよね(笑)。『エクスペンダブルズ』の影響かな?
上木原 実際、現場にもジムがあってみんなで鍛えていたみたいだよ。上腕の太さ比べたりして。
俺思ったんだ、劇中で「君らは使い捨ての道具だ」ってセリフがあったけどまさに『エクスペンダブルズ』と被るよね。「バーニー軍団」と「コマンドー軍団」どっちが強いんだ?アーノルドの醍醐味と言えばやはりパワー攻撃だよね。例えば『コマンド―』では電話ボックスを持ち上げたり車を持ち上げたりあったけど、『プレデター』でも車にダイナマイト仕込んで持ち上げる、ナイフで一突きして寝させないなど(笑)。けどプレデターには通じない、最後のタイマンでは棒殴っても「あれ?」みたいな(笑)。
坂元 その圧倒的な強さがプレデターのウリなんだよね。当時は『コナン・ザ・グレート』を皮切りに『ターミネーター』『コマンド―』『ゴリラ』と立て続けにシュワルツェネッガー映画が大ヒットしていて、その流れでこの『プレデター』なワケだから、シュワルツェネッガーの敵としては生半可な相手では務まらなかったはず。なので、ココまで強くないと・・・・ってことで「プレデター」!ま、結果的にはそれすら倒してしまうのだからいよいよシュワルツェネッガーは最強になっていくのだけど(笑)。
上木原 あと、第六感が効くビリーもツボだったよね。鼻が妙に聞き、最後はなぜか銃を捨てベストを脱ぎ裸になりナイフのみで仁王立ち!そして断末魔の叫び「あ〜〜」って・・・・ビリーの最後まで見せろよ!って思ったけど。で、最後はプラズマキャスターなのかリストブレードなのか?
てか、あの丸太1本の足場悪すぎでしょ。膝カックンしただけで落ちるって・・・・ひょっとしたら現れた瞬間ビビって足滑らせて「あ〜」っとか(笑)。
坂元 登場人物みんな、ホント男気が満載なんだよね。それが後のシリーズにも活かされているように思う。終いにはプレデターが誰より男気あるし(笑)。
上木原 思うに「武士道」だと思うんだよね。しっかり目的遂行の為に自分がトカゲのしっぽとなる。まさに関ヶ原で島津がやった「捨て奸」と一緒。インディアンの血が流れてるけど薩摩魂的な武士道を持つビリーこそ男でしょ!そしてプレデターはビリーを強敵と認め頭蓋骨をトロフィーにしたからね。
坂元 そうそう、シリーズが進んでいくと「プレデター」ってのはとにかく自分より強い相手と戦いたい!っていう戦闘種族だってことが判明するし。
上木原 あとやっぱ、あのデザインがスゴイよね。エイリアンに比べれば着ぐるみ感ハンパないけど。ギガー張りのデザインは先日亡くなったクリーチャー名人のスタン・ウィンストンだってね。やっぱり。あのターミネーターの特殊メイクも彼なんだよね。最初のデザインはボツだったみたい・・・・色が赤くて顔の真ん中に目がある容姿でイメージと違うってことで、スタン・ウィンストンに協力を得てあの奇抜な頭部とアゴのシルエットが印象的なモンスターに仕上がったそう。コレは戦隊モノ「チェンジマン」の敵の副官ブーバが原型らしいね。
改めてdビデオで観てみたんだけどこの頃から戦隊モノのクリーチャー技術スゴイよ、マジ。スーツアクターも素晴らしいし、ブーバ役の岡本さんの仕草もプレデターと似てると思ったらオマージュなんだってね。
坂元 それは知らなかった・・・・。ネットで見たけど、確かにブーバ=プレデターだ!スーツアクター岡本氏の動きや癖までもプレデターで再現されているなんて凄い話だね。
上木原 プレデター役のスーツアクターの人は一時ヴァンダムって話もあったよね。デカくてスーツ着れないでしょ・・・・190のアーノルドよりデカかったもんね〜、実際は違ったけど。
しかもスーツアクターの人、監督から「気の毒だったから」って出演もさせたみたい(笑)。最後のヘリ操縦してるグラサンの男ね。彼は『プレデター2』でもスーツアクターをやり遂げた後、帰らぬ人となったらしい。今回はスーツアクターの役職の素晴らしさを改めて知ったよ。
坂元 プレデターって基本は見えないから、見えた時の動きなんかは特に重要だろうからね。インパクトがないと。
上木原 “見えない敵”ってトコはエイリアンと似ているよね。一人がプラズマキャノンで貫通されて殺され、マックが叫びながら銃を乱射そしてダッチたちも駆けつけ見えない何かに乱射の嵐・・・・撃ちすぎでしょオマエら後先考えずに!コレはエイリアンの巣に部隊が突入したときもあったよね。どう見てもやりすぎ(笑)。光学迷彩のステルス的視覚効果はスゴク新鮮だったし、『ターミネーター』とか『エイリアン』みたいに『プレデター』ももっと評価され受賞してもいいと思うんだけど。

シュワルツェネッガー映画と言えば?

坂元 あと、シュワルツェネッガー映画と言えば何を思い出す?
上木原 やっぱ『コマンド―』
「日曜洋画劇場で思い出のベスト100」では第4位!ネットでは今でもカルト的人気を誇り放映すると必ずサーバーがパンクするという・・・・何故かと言うと「有名台詞が多い」「ツッコミ満載」(笑)。
アキサン 80年代から90年代にかけて沢山のアーノルド映画を観ましたね。酷評されてたり興業的に渋かった『ジュニア』なんかも楽しく観てましたよ、当時は。
坂元 当時はね・・・・。
そう言えば、何故か一時期コメディ映画にもよく出てたんだよね。
アキサン アイヴァン・ライトマン監督の他の作品『ツインズ』『キンダガートン・コップ』なんかのコメディ作品、僕、結構好きなんですよ。『ジュニア』『ツインズ』はダニー・デヴィートと共演でしたね。今考えたらクッソ気持ち悪い映画というか何と言うか、酷評されるのも仕方ないような気もする内容なんですけど、当時は楽しく観てましたよ。
坂元 当時はね・・・・。
アキサン この『ジュニア』はスコットランドのアーティストがネット上で「ジュニアは不朽の名作であることを証明せよ」というテーマでエッセイを募集したらしいんですけど、100ドルの賞金かけてたにも関わらず、期限までに集まったエッセイは3つだけだったという話があるんです。100ドルが少なかったのか、テーマが厳しかったのかはわかりませんが。
興業的に『ラスト・アクション・ヒーロー』も結構渋かったみたいなんですけど、これも結構楽しく観てましたよ、当時は。
坂元 当時はね・・・・。
っていうか『ラスト・アクション〜』はオレ、結構好きな映画だなぁ〜。
アキサン カメオ出演陣が微妙に豪華でしたよね。ジャン=クロード・ヴァン・ダムとかM.C.ハマーとかティナ・ターナー、それにスタローンまで!(笑)
サントラにもAC/DCにメガデスにエアロスミスにアンスラックス等、HR/HMのビッグネームが集結!アクション映画界の『ニュー・シネマ・パラダイス』とも呼ぶべきこの名作。当時は大好きでしたよ。
坂元 当時はね・・・・。
で、最近のはどう?『大脱出』とか。
アキサン スタローンとのW主演でしたね。穴も多くて先の見える大味で雑なストーリー展開でしたけど、『エクスペンダブルズ』シリーズとはまた違って、純粋に二人だけを楽しめるというか二人の仲良しっぷりを見せつけられてるというか。何かもう微笑ましいです。機関銃を手にスローで睨みつける後半のシーン、往年の迫力を思い出させてくれて良いですね。オシッコ漏れちゃいそうでした。嘘ですけど。
上木原 『プリズン・ブレイク』みたいな「脱走モノ」メッチャ好きなんだよね。絶対脱出不可能な要塞刑務所から巧妙に華麗に脱出する。まあこの二人のオッチャンは身体もデカいし華麗にとはいかなくても・・・・。劇場と家で2回観たんだけど、途中まではいいのよ。繊細で細かく看守のクセまで見抜くスライ・・・・けど、結局後半はいつもの銃撃戦&肉弾戦!(笑)
しかも『コマンド―』を思わせるほどのアーノルドの仕草!ガトリングガンを見つけ構える。鋭い眼光で打ちまくるまでがスローになるんだけど、コレには笑った!またいつもの展開かよって(笑)。けどコレ無かったら寂しいし、らしくないし(笑)。とにかく、ささきいさお×玄田哲章のコンビ最高だったね。
アキサン スタローンとアーノルドの役は逆転させても面白かったのかな?なんて思ったりするんですけど。ただ、若干アーノルドの方が脳筋度合が高そうなので、何か作戦とか六分儀や緯度計算とか出来無さそうな気も。「カサブランカに知人がいるんだ」ぐらいのザックリした力技ぐらいが似合ってるのかも知れませんね。
坂元 『ラストスタンド』はちょっとイマイチだったよね・・・・
アキサン 僕は結構好きでしたよ。もう若くはない、かつてのアクションスターのカムバックドンパチアクション!・・・・ではなく、身の丈に合ったアクションというか。出てくる武器も微妙にくたびれてるけど、うまく使えばまだまだ現役だぜ!って感じで。脳筋特殊部隊連中を率いてドンパチやるんじゃなく、街のポンコツ連中を率いて武装犯罪者集団に立ち向かう、ってのがもう。今まで殴り込んでた側だったのに今回は籠城戦で待ち受けるという、そのスタンスの違い。嫌いじゃないです。
ラストのタイマン格闘シーンも、現代風な格闘技テクニックで攻めてくるコルテス相手にアイアンクローにボディスラムにタックルからのバックドロップ!プロレス技のオンパレード。それも昔っからの技ばかり。あそこでビッグベンエッジとか決められたらどうしようかと思いますけどね。
坂元 なるほど。そういう見方をすればいいのか。
アキサン で、そろそろ『エクスペンダブルズ』にプレデターが参戦するって展開とか期待したいんですけどね。あるいは「エイリアンVS.エクスペンダブルズwithプレデター」とか。もう想像しただけでワクワクが止まりませんね。
坂元 withなの?(笑)
アキサン 『エクスペンダブルズ3』でメルギブも参戦したことだし、『リーサル・ウェポン』シリーズのメルギブの相棒でもあり『プレデター2』のダニー・クローバーも参戦して・・・・。
坂元 シュワルツェネッガーの話しようよ・・・・。

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