ミスティック・リバー©2003 A Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

#174 ミスティック・リバー

イーストウッド監督の映画って作品自体が寡黙なんですよね。問題提起というか作品のテーマを仄めかすというか。余計な事を登場人物に語らせないんですよね。だから説教臭くない。観る方が自由にその作品の訴えたいテーマをつかみ取る。 by アキサン

『ミスティック・リバー』
発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
ブルーレイ ¥2,381+税
DVD ¥1,429+税

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ハリウッドの生き神様 “クリント・イーストウッド”

上木原 坂元さん、ようやく『24』観たそうで・・・・最新作『24:リブ・アナザー・デイ』観たの?
坂元 メチャクチャ面白かった!夜中2~3時まで観て翌朝また6時くらいから1話観る、という不眠不休生活が暫く続きました・・・・。
上木原 で、噂によると調子に乗って『シーズン6』も観たとか。
坂元 先に最新作から観てただけに、スーツ姿のクロエが新鮮だったぁ~!あと、主要人物だと思っていたキャラが簡単に殺されてしまうのが衝撃的だった!マイロ、好きだったんだけどなぁ・・・・ナディアとの関係も気になるとこだったのに。今『シーズン7』を観てるんだけど、トニーがかつてのCTU仲間だったってことは分かるけど過去作を観ていないんで僕的に深さが足りないんですよ。過去の絡みを知っていれば尚楽しめたんだろうけど。やっぱ『24』は最初から順に観た方がいいね(笑)。
そう言えば上木原さん、前回のShort cut「#173」で最近のテロの件を語ってたよね。過激派組織の事件が他人事じゃないって。日本人は平和ボケしてるって。『24』観て心底実感しました。
上木原 でしょ?間違った政治的考えのテロリストの脅迫や暴力がどれほど恐ろしいかって分かるよね。だからすべてのシーズンをゆっくり観てください。
坂元 はい、そうします。
上木原 ところで、もうすぐアカデミー賞だね。『グランド・ブダペスト・ホテル』『6才のボクが、大人になるまで。』そしてイーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』と・・・・やっぱりクリント・イーストウッド作はノミネートされてる。クリント・イーストウッドって誰もが認める「ハリウッドを代表する映画人」って感じだよね。
でもね、意外と彼の作品観てないんだよねぇ・・・・なんかマンダム系っていうかチャールズ・ブロンソン系っていうか・・・・解る?(笑)
坂元 分かる、分かる(笑)。古典映画とか西部劇のイメージあるよね。ホントは全然そんなことないのに。
上木原 自分なりに考えてみたら「ガンマン系」の頃はまだ生まれてないし、ちょうど生まれた頃に『ダーティハリー2』、10歳の頃『ダーティハリー4』、20歳の時に『パーフェクト・ワールド』で22歳の時『マディソン郡の橋』・・・・と、学校や仕事優先の頃は映画から離れていたせいか、彼の“ウェスタン系”や“ヒューマン系”は「後味が悪い」「考えさせられる」ってイメージが強いから敬遠していたのかも・・・・でも『インビクタス』は心地よい終わり方だったんで凄く好きです。
アキサン クリント・イーストウッドって、僕が映画に興味を持つ年頃には何か既にお爺ちゃんだった気がするんですよ。有名な『ダーティハリー』の1作目が1971年。坂元さんもまだ生まれてない頃ですよね。で、僕が初めて劇場に観に行った映画が1980年の『がんばれ!!タブチくん!!』のはずなんで、1930年生まれのイーストウッドはその時点で既に50歳。
その年頃の映画といえばテレビ映画の印象や記憶が非常に強く残っていて、日曜洋画劇場あたりでやってた「ダーティハリー」シリーズのイメージが一時残ってましたね。お爺ちゃん刑事がまた暴れてる、みたいな。当時は「太陽にほえろ」とか「西部警察」みたいなドンパチ刑事ドラマも多かったから、イーストウッド映画も何かその類の一種としか認識してなかったですね。
坂元 っていうか、アキサンが初めて劇場で観た映画が『がんばれ!!タブチくん!!』って・・・・。
アキサン 長らく自分の中では『南極物語』が初めてだと認識してたんですけど、記憶の迷宮を探索しているうちに『がんばれ!!タブチくん!!第2弾激闘ペナントレース』が映画デビューだと気付いて軽いショックでした。多分親父あたりに連れられて行ったんでしょうけど、作品チョイスが渋すぎるというか残念すぎるというか・・・・。

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