#177 A.I.

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人工頭脳ロボット映画といえば

上木原 で、『トランスフォーマー』や“R2D2”、『ウォーリー』なんかは「自立型」。コレ系で最近のナンバー1は『ベイマックス』だよね。戦うロボットじゃなくて人をケアするロボットね、しかもフワフワしてて。この発想は新しいよね。以前#172の「アナ雪特集」で開封前にちょっと喋ったんだけど、いつ『ベイマックス』について語ろうかと思ってた。
坂元さんもアキさんも勿論観たでしょ『ベイマックス』。俺なんか劇場でも観てDVDも購入!とにかく丸くてフワフワでムッチリしていてカワイイ!スキマから潰れて出てきたりスキマ入るのに空気抜いたりパンクしたりとマジカワイイ。そして中盤から“ビッグヒーロー6”の誕生!途中タダシを死に追いやった張本人に復讐すべくベイマックスが暴走するシーンで胸が痛くなる・・・・そしてヒロの暴走を止めようと戦闘能力のないベイマックスが「タダシはココにいる」といいデータを呼び覚ますシーンで泣いた。
アキサン 事前にネタバレ情報で「あなたが思ってる内容とは違うよ」と聞いてはいたものの、うまいこと情報制限してたというか、印象操作してたというか。一緒に観たウチの嫁も娘もそうなんですけど、多分ハートウォーミングな家族の物語かなんかだと思ってた人が相当いたんじゃないですかね。僕も、兄のタダシは劇中では既に亡くなっているもんだとばっかり思ってたので、映画館で「兄貴はいつ死ぬんだ?」ってことばかり気になってました。
で、気になるのはラスト。緑メモリを握り込んでのロケットパンチ。てことは、ロケットパンチ撃ったベイマックスは赤メモリのみで稼働してたわけですよね。「もう大丈夫だよ」と言われなくても大丈夫なベイマックス。なのにヒロに別れの選択をさせた。兄の死、その兄の思い出の詰まったベイマックスに頼りっぱなしだったヒロ。そのヒロが兄の死を乗り越えて、立ち上がり成長できたのは赤メモリのベイマックスなんじゃないの?なのに再度緑メモリをインスコしたベイマックスとハグ。何か切ないですね。
上木原 「戦う必要性」や「気が晴れるのか」とベイマックスが問うシーンは今の世界の社会問題に問いかけてる感じがするんだよね。そしてラストのロケットパンチシーン!コレ、ヤバいでしょ・・・・今でも涙が・・・・。「ベイマックスもう大丈夫だよ」悲しみの別れから最後の仕上げまでさすがディズニー!あのラストシーンのヒロがロケットパンチの指を開くシーンの質感がスゴイ・・・・みんなもう一回観てみて。そしてスタンリー登場!
坂元 オレもラストは泣けたなぁ~、やっぱディズニー凄いよね。
上木原 こないだ『シンデレラ』観たんだけどコレまた最高だった!ホント映像もキレーでシンデレラもマジキレーで継母扮するケイト・ブランシェットのアクセントがサイコーだったよ。
ディズニーといえばピクサーとの『ウォーリー』もあったよね。前半30分くらいセリフ無し・・・・そしてセリフも増え始め中盤でだんだん明かされる展開が素晴らしい!昔「トムとジェリー」でセリフなくても充分楽しめたけど、まさにアレ!宇宙船内で機械任せで何もしない人間は皮肉でデブでみじめな姿になっちゃうんだ・・・・でもコイツらが来たことで人類が変わる!「生き残るより生きたい」そしてウォーリーは「いつか誰かと手をつなぎたい」。もうね、ウォーリーとイヴがキャワイイんだってマジ。手をつなぐ、か・・・・僕はここ数年誰ともつないでないかも(笑)。
『ラプンツェル』もだけど、命が吹き込まれる様ってのは「ディズニー」は正に神だね。ディズニーとピクサーはやっぱスゴイ!人間が忘れていることをアニメを通して気づかせてくれるから。お掃除ロボットがツボだった(笑)。
坂元 あと、なんだっけ?「遠隔操作型」と「搭乗型」?要はリモコンか乗るか?って感じだよね?
上木原 遠隔操作型といえば『リアル・スティール』の「アトム」!この映画大好きなんだよな~、だって『ロッキー』『オーバー・ザ・トップ』にカブらない?アトムとゼウスの最後なんて「エイドリアーン!」って感じだし、息子マックスと踊ってくるシーンなんてあのアポロのJBっぽいし。
あとチャーリー扮するヒュー・ジャックマンのダメ親父っぷりがサイコーにいいんだよね。それが息子とアトムの触れ合うたび変わっていき、そして最後の敵とのジャンピングパンチ辺りから泣けるんだよな~・・・・。『奇跡のシンフォニー』もそうだけど、テンションアガる曲から一変して急に静かな曲に変わり映像もスローになるシーン、わかる?俺、コレ系のシチュエーションにメッチャ弱いんだよね。たかがロボット同士のボクシング作品と思うなかれ!観てない人は必見だな。色んなロボット出てきて面白いよ。
坂元 オレも大好きです!
上木原 あと「搭乗型」と言えば『エヴァンゲリオン』『パシフィック・リム』かな。っていうか、エヴァってロボットなのかな?20年ほど前メッチャハマったんだよね・・・・OPの「残酷な天使のテーゼ」とか、サブタイトルの明朝体の配置は当時流行ったな~。近くにアニメイトってショップあってエヴァ関連商品色々買ったよ・・・・。
前も話したっけ?渋谷にコスパ(コスチュームパラダイス)ってショップあってTシャツやらスーツやら買ってコスプレしてたんだ(笑)。エヴァは脚本が深くてね~・・・・。
坂元 その話、長くなりそうですよね?「搭乗型」ロボットの話に戻しましょう。『エヴァンゲリオン』、凄い人気なのは知っているのだけどまだ観たことないんですよ。
上木原 主人公シンジの同級生が3号機パイロットなんだけど暴走してシンジの初号機に潰され重傷おったり、仲間と思ったカヲルが敵の使徒でシンジが握りつぶしたり、一番印象的だったシーンは僕が大好きだったアスカがロンギヌスの槍に片目潰されて敵のエヴァ量産機9機に内臓出るほど食い殺されるシーンはマジトラウマだった・・・・まぁマニアックな作品だったな。劇場版にもなってるから『序』『破』『Q』で観てみて。
坂元 いやぁ~、それ聞くとむしろ観たくないです(笑)。『パシフィック・リム』は好きな映画だけど。
上木原 『パシフィック・リム』俺もかなり好きだった!菊池凜子さん扮するヒロインがカッコいいんだって!コレって思いっきり日本の男子ウケする作品だよね?
戦隊モノでは戦隊ロボの中でイス座ってテーブルについたハンドルだけで戦うでしょ、でもこの作品はコンピューターとリンクさせて二人で半身ずつ操縦するってのが斬新。レザーバック、スラターン、ナイフヘッドとかカイジュウのデザインもイイよね。ジプシーデンジャーのタービン点火で回り始めて発進するシーンは最高カッコよかったな~、日本のガンキャノンみたいなロボも「コヨーテタンゴ」ってラテン系ネーミングかよって思ったら「丹後の狛犬」からきたんだって(笑)。早く続編観てみたい!できれば今度は暗い海じゃなくて『グムエル』みたく太陽の下明るいトコで戦ってほしいなぁ~。
アキサン あと、ロボットでは無いけど、“人工知能”としては最近だと『her/世界でひとつの彼女』のサマンサですね。セクシー担当でお馴染みのスカヨハことスカーレット・ヨハンソンが声だけの出演ってので話題先行しましたけど、観てみるとまぁこれはこれで中々良い感じで。ホアキン演じるセオドアが妙にハイウェストなのが気になりましたけど。OSを持ち出して会話するとか、ちょっと理解の範疇を超えているんですけど、iPhoneのsiriで遊んでる人も多いそうなので、近い将来は有りえそうな話ですよね。ちょっと前には「ラブプラス」とかいう疑似恋愛できるゲーム流行ってましたしね。
印象深かったのはサマンサの浮気告白シーン。セオドアがっくし。でも、サマンサはセオドアの趣味とか嗜好を把握してたわけですよね。今でもgoogleやamazonでも消費者インサイトは活用されてますよね。あなたこんなの好きでしょ?って。劇中でもサマンサはホアキン好みの曲を作ったりしてたわけだし。じゃあ、もしかしてサマンサはホアキンのために浮気したんじゃないのだろうか?と。嫁と離婚できずにグズグズ。生身の女ともチョメられないヘタレ。しっかりしてよセオドア、アナタは私なんかにこだわってないで先に進まなきゃ。ってサマンサは浮気(?)をして消えて行った・・・・とすれば奥深そうな気もするんですけど。
坂元 この映画、もうDVD出てるの?!凄い観たかったのだけど見逃してしまって・・・・。やっぱ面白そうだねぇ~、早く観たい!
上木原 なんてのかな、例えば「鉄人28号」とか「ライディーン」などロボットアニメの“戦隊モノ全盛期世代”で育った僕らはリアルに実写化するコトを考えてもみなかったよね。それが『トランスフォーマー』『パシフィック・リム』はじめ、不気味でリアルでデカくてどっしりとした重量感もある姿を実写で観れたのにホント感謝したい。ずっと待っていたんだって。脚本など細かいトコにツッコんで欲しくはない!ロボット映画は女にゃ解らない男のロマンを感じて欲しい!はじめて『トランスフォーマー』観たトキ、ヘリがロボットに変形したトキの感動といったら・・・・。三池監督の『ヤッターマン』のヤッターワンとドロンジョもよかったよね。
あと、どうでもいいけど昔の『ロボコップ』観たトキ最後の2本脚の敵が階段から落ちたトキの声は豚だったのも覚えてる(笑)。あと、鹿児島にもIMAX3D上映できる映画館が出来て欲しいな~、そしてロボット映画をIMAX3Dでもう一度観てみたい。ロボ万歳!
坂元 実写版「マクロス」はもうすぐ観れるとして、やっぱ「ガンダム」観たいよねぇ~。

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このディスカッションは、メールのやりとりのみで行われているバーチャル(死語?)な対談です。このコーナーには基本的に何の束縛も決まり事もありません。思いついたことを独り言のように書いていただければこちらで他の参加者とのメールと「会話形式」に編集させていただきます(掲載時には簡単な自己紹介文とアイコン用画像が必要です)。
現在募集中のテーマは『フレンズ もののけ島のナキ』(11年監督 山崎貴監督)です。メール受付〆切は2015年6月30日(火)です。ご意見・ご要望のメールも大歓迎です。

参加希望メール送り先  sonic@sky.plala.or.jp 坂元まで

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