#181 麒麟の翼~劇場版・新参者~

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原作が先か?映画が先か?

上木原 あと有川浩さんも東野圭吾さん同様、かなり実写化されてるよね。『空飛ぶ広報室』『県庁おもてなし課』『フリーター、家を買う』『阪急電車』など・・・・でも一番人気はやはり『図書館戦争』かな。彼女の独特の世界観はどっから来るのか?女性なのになぜあんなにミリタリーっぽいの?
ストーリーは、犯罪色のある本を「メディア良化委員会」が表現の規制とし図書室から本を「検閲」して焼却処分されるという法律が施行され・・・・対して、読書の表現の自由、知る自由を守るための図書館がつくった自衛組織「図書隊」。毎回衝突するが、ある日、図書隊とメディア良化委員会の対決が避けられないデカい出来事が起きる!我らがカゴシマが産んだ女優、榮倉奈々ちゃんと個人的に好きなV6の岡田君コンビが(俺は原作は読んでないんだけど・・・・)キャスティングがピッタリなようで原作ファンも感謝してるみたい。どうも、この作品は「読者が実写化するなら誰?」のアンケートで1位となったキャストを実現したみたいだね。確かに実写化だったらこの方法が一番いいよね・・・・。
最初はね、たかがって言ったら失礼だけど本の為に戦争になっちゃうんだ・・・・しかも戦場じゃなく図書室や街で。メッチャ違和感あるんだけどストーリーもテンポ良くて見ごたえあった。そして『SP』同様、岡田君がクラヴマガとカリを身につけた身体能力で戦う!そして魅せる!「図書館戦争」はシリーズ6冊なんだね。是非読んでみたいと思う。しかも、来月は映画版の続編あるんだってね。コレも楽しみだ!
坂元 「図書館戦争」、凄い人気なのは知っているけどコレもやっぱり読んだことも観たこともないんだよね。粗筋だけ読むと全然面白そうに思えなくて(笑)。有川浩さんの作品は「塩の街」「海の街」「空の街」は読んだけど、やっぱり中途半端にメルヘンチックなのがどうにも馴染めないんだよなぁ~・・・・面白いことは面白いんだけど。
上木原 角田光代さんの『紙の月』観た?『八日目の蝉』も強烈だったけどこっちもヤバかった・・・・。普通の銀行社員の主婦が若造との恋に芽生え絶対やってはならない顧客の預金を貢ぐ為に使い込んでしまうって話。
まあね、最初はチョットお金足りないから返すつもりで借りる。でも次第にエスカレートしていくのよ・・・・。「おいおい、もうヤベぇって!」「それ以上はダメ~」ってなっちゃう(笑)。しかも宮沢りえってメッチャ上手いのよ!流石って思ったもん。彼女の華やかさが全く無くどんどんダークサイドにいっちゃう姿が怖い。学生の頃に証書類を大量に偽造してお金を横領する姿がなんとも言えない。大人しくて優しい彼女が次第に変わっていく・・・・学生時代からお金に関する感覚が普通とは違っていたんだよね。途中、痴呆の傾向がある顧客が買ったペンダントに対して理解できないと思い「偽物なのに」というシーンで完全にダースベイダーになっちゃう!コレって実際あった銀行OL横領事件がベースになってるんだってね。
池松壮亮ってのが相手役なんだけどさ、初めて見たのが「MOZU」だよね。『ダークナイト』のジョーカーみたいな殺人者だったの覚えてる。この俳優って毎回濡れ場シーン多い俳優だよね。独特の雰囲気持ってるっていうか女性が弱いタイプっていうか・・・・意外と憧れる僕がいた(笑)。とにかくモンスターでスリリングでヤバい作品だった。
坂元 原作は「紙の月」も「八日目の蝉」も読んだけど映画は観たことないんです・・・・。原作が大好きなだけにガッカリしたくないんだよね(笑)。でも、確かにオレ世代には『紙の月』の宮沢りえは気になる!(笑)
上木原 しかし、『麒麟の翼』『紙の月』『図書館戦争』にしても学生時代の生き様が社会に出た時に必ず反映されるってコトが分かった。だから世の親たちは子供が在学中は一生懸命向き合っていかないといけないんだよね。
アキサン 最近だと池井戸潤の作品がドラマ化されることが多いんですけど、今のとこ映画って無いんですよね。そろそろなんでしょうか。
坂元 「やられたらやりかえす、倍返しだ!」って流行ったよねぇ~。
アキサン 今回は何だか邦画ばっかりになっちゃたんですけど、最近の洋画だと『ゴーン・ガール』も中々に良かったですよ。
坂元 また偏ってる・・・・。
アキサン これも原作はNYタイムズでベストセラー1位になってるんですよね。前評判で後味悪いとか嫌なミステリーだとか言われてたんで楽しみにしてたんですけど、言うほど後味悪くは無いんですよね。エイミーというか、女って怖えなあ、ってひたすら思いながら観てましたけど、ベン・アフレック演じるニックがとことん頭悪そうで。「男ってバカね」って言われそうな感じの。ラスト直前は男性ならきっとニックと同じような顔しながら観ているはずです。唯一スカッとしたのはモーテルでのカツアゲシーンですね。ざまあ!
坂元 『ゴーン・ガール』の原作はエイミーとニックのそれぞれの主観での物語が交互に描かれているから映画版よりずっと深いんだよね。映画を観てから読んでもかなり楽しめると思う。
あと、スティーグ・ラーソンの「ミレニアム」シリーズ!『ドラゴン・タトゥーの女』がメチャクチャ面白かっただけに続きの二本も映画化されないかなぁ、と思っているんだけど。それとジャック・リーチャー・シリーズとか。今のとこトム・クルーズの『アウトロー』のみだけど、コレもシリーズ化してほしいよなぁ~。あ、あと国産だと恩田陸の「メイズ」!コレなんか視覚的なサスペンス・ホラーだから映画化にはもってこいなはず!
上木原 もしも僕が小説をベースに映画監督になれたら・・・・今の技術でもう一度観たい作品があるんだよね。それは『モンテ・クリスト伯』・・・・え~と日本だと「岩窟王」?もともと復讐劇が好きってのは毎回言ってんだけど、この『モンテ・クリスト伯』って知ってる?
坂元 いや全然知らない。当時、ジム・カヴィーゼルとガイ・ピアースの共演で話題になってたのは覚えてるけど・・・・。
上木原 主人公エドモン・ダンテスが無実の罪で監獄に送られ、そこで陰謀のすべてを知り14年間学問と武術を学ぶんだ。長い年月を過ごした後に脱獄して巨万の富を手にし名をモンテ・クリスト伯爵と変え自らを陥れた3人の者たちの前に現れて復讐するって物語。コレは脱獄と復讐というまさに『プリズン・ブレイク』+『24』(笑)。映画じゃなくて長編ドラマって感じでゆっくりかみしめて観てみたいな。
坂元 あぁ、面白そう!確かに長編でじっくり観たい物語だね。そう言えば「グラスホッパー」も映画化されるよね。大好きな伊坂幸太郎の作品の中でも「終末のフール」「ゴールデンスランバー」に並び最も好きな本。“鯨”役の浅野忠信が凄いハマリ役で気になる~!
上木原 最近の邦画観てるとさ、新旧の俳優さん絡んでる作品多いよね。若い俳優ばかりでなく20代から60代まで幅広く日本を代表する俳優さん出てる作品は観たいと思うし好きだな。あと、原作ものを映画化するんだったらキャストは“原作が好きな世論一般からアンケート”!コレ絶対やって欲しい!
坂元 確かにそれは良い案だよね!

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