#183 スター・ウォーズ エピソードV/帝国の逆襲

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映画を活かしたまちづくり委員会

坂元 で、上木原さん的に、今まで観た最高の続編ってなに?
上木原 そりゃ、『24』『ランボー』『ロッキー』『ボーン〜』『ミッション・インポッシブル』『アイアンマン』『ハングオーバー』『96時間』『ダイ・ハード』』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『007』『ワイルド・スピード』『トランスフォーマー』そして王道『トイ・ストーリー』でしょ・・・・。
坂元 あ、今回は敢えて「2」という意味での「続編」だったのだけど・・・・。
上木原 そんなのちゃんと「“2”限定」とか「傑作“パート2”」とか書いてくれないと。続編って言ったら「3」も「4」も全部続編でしょ?
坂元 仰るとおりです。ま、でも確かに上記に挙げた作品は「2」に限定してもどれも傑作続編揃いだよね。特に『ロッキー2』『ランボー2』『バック・トゥ〜2』辺りなんか。
上木原 最初から「続編を想定した脚本作り」にしちゃうと金儲け的で意外とコケそうな感じがするんだよね。結局、続編のカギってのはキャラがどれだけ愛されてるかってコトだと思う。どれだけハートに残るキャストか。うっすいキャラってすぐ忘れるもん。
例えば、「ジェームズ・ボンド」「ジャック・バウアー」「ジョン・ランボー」「ロッキー・バルボア」「ジェイソン・ボーン」「イーサン・ハント」「ジョン・マクレーン」「トニー・スターク」・・・・どう?映画を観てない人でも一度は聞いたコトはある名前でしょ。
坂元 確かに!・・・・でも、今隣にいる嫁に訊いたら半分くらい知らなかったけど(笑)。
アキサン 近年の続編ものだと『ダークナイト』にはシビレましたね。
坂元 オレも〜!個人的には一番好きな続編かも。クリストファー・ノーラン監督とクリスチャン・ベール主演の「バットマン」シリーズはホント最高だよね。
アキサン 「バットマン」って、過去に何度も映画化されてましたけど、僕の中ではティム・バートン監督&マイケル・キートン主演の『バットマン』シリーズ(89年〜)のイメージが強くて。何でしょう、ピンと来ないというか。ハマらなかったというか。だから観てないんですよね。
でもマイケル・キートンは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で僕の中では相当にランクアップしましたけどね。ま、僕の個人ランクには何の価値もありませんけど。
坂元 『バードマン〜』良かったよね。オレ、あの映画観てからまた89年の『バットマン』観直したもん(笑)。
アキサン で、その後、主演がヴァル・キルマーに変わったりジョージ・クルーニーに変わったり・・・・「バットマン」というコンテンツは何かもう完全にスルー路線に入ってたんです。だから『バットマン・ビギンズ』も観てなくて。
坂元 前作を観ずに続編を先に観たんだ?
アキサン 思い返せばその当時(2008年)、僕は青年会議所で「映画を活かしたまちづくり委員会(そのまんま“映画を活かしてまちづくりをしよう”という途方もない目的(笑)を持った組織体)」の委員長をやってまして・・・・。
坂元 僕もその委員会メンバーだったんでよく知っています(笑)。
アキサン それまで2年越しで「映画撮ろうぜ!」って活動してきたのに、僕が委員長する年になったらそれまで色々やりとりしていた映画製作会社の担当が退職して、引継も何もして無かったらしく、当然その後任も居なくて。完全にゼロベース。シノプシスもお金も無い。前任者は連絡取ってたみたいですけど、こっちには説明も何も無い。こんな状態で続けるか?と上から聞かれて、もう完全に頭真っ白で。そこに「これ幸い、ということで製作中止しようか」と提案され、僕もそれに同意したんですけど、今度はその尻拭いで色々処理しているうちに数か月たってしまい、結局何も出来ず・・・・。
坂元 当時は「映画をつぶした委員長」とか言われたりしてたよね(笑)。
アキサン 笑い事じゃないです。ちょうどそこに別の話で鹿児島ロケの映画の話も来て「そこに食い込んでいこう」と思ってたら、それも途中で話が立ち消えになって。当時は最高にクサクサしてましたね。映画に対しても何かもうドッチラケ気分で。
そんな状況で、委員会の皆で「純粋に映画を楽しもう」「楽しく映画を観よう」という話になって、皆で観に行ったのがこの『ダークナイト』。ああ、面白いな。そうだよな、映画って面白いんだよな。やっぱり映画は観るに限る、そう気付かされました。
坂元 ・・・・そんなエピソードがあったとは知らなかった。いい話だね。やっぱ、映画(娯楽)ってのは、世界は救えなくても個人の心は救えるものなんですよ。絶対に。
アキサン ありがとう、バットマン。
坂元 ・・・・まぁ、それはちょっと矛先が違うような気がするけど。

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