#184 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

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未来を描いた映画、といえば

上木原 なぜ「BTTF」がこんなに人気なのか?僕が思うにたぶんタイムトラベル系の作品だからかと。過去に戻ったり未来に行ったりして現代とつじつまが合わず、二人でなんとか合わせようとするストーリーが素晴らしいんじゃないかな。
坂元 タイムトラベル系ってありそうで実はそう多くないんだよね。ましてや“過去”から“近未来”までを描いた映画なんて、なかなか無い。
アキサン 近未来映画と云えばまず『ブレードランナー』が頭に浮かぶんですが、『ブレードランナー』の世界は2019年!・・・・こっちももうすぐじゃないですか。ラグビーワールドカップが日本で開催される年ですよ。レプリカントの寿命は4年に設定されてるから、レプリカントのリーダーであるロイは2015年、まさしく今年作られてるわけですよ。凄いよなぁ~。
坂元 ・・・・うん、まぁ、そうだとすれば凄いよね。
アキサン 劇中では酸性雨が降りしきるサイバーパンクな近未来都市が描かれてましたけど、現在の中国から漂ってくるPM2.5と黄砂の様子からすると、2019年には劇中の環境に追いついちゃいそうですよ。スピナー開発の技術には追いつきそうにもありませんけど。代表的な空飛ぶパトカー“スピナー”も車内のモニターはブラウン管な感じで極厚。昔のSF映画で宇宙船とかバンバン作ってるのに電話が黒電話とか、宇宙船のドアが手動とか、モニターのアスペクト比が4:3だとかブラウン管だとか。ああいうの大好きなんです。ハイテクに追いついていない想像力(笑)。
坂元 いいよねぇ~、オレも大好き(笑)。
アキサン あと、『2001年宇宙の旅』に出てくるチェス。HALとボーマン船長が指してるアレ。アレもあんなにハイテク宇宙船で音声入力操作なのに、画面が妙にショボイ。コマの絵もショボイ。シンプルなゲームなんだから必要最低限の機能で良いのかもしれませんが、やはり追いついていない感がたまりません。
坂元 それに比べたら『スターウォーズ』に出てくるチェスみたいなモンスター同士の立体ゲームはなかなか凄いよね。アレは逆にまだ現実が追いつけていない感じで。
アキサン それと、キアヌ・リーブスと北野武が共演ってことで話題になったけど結果ポシャッた『JM』。主人公ジョニーが脳に埋め込まれた記憶装置で機密情報を運ぶって設定なんですけど、その容量は80GB!増設して160GB。劇中の時代設定は2021年。今だったらUSBメモリでも256GBとか出てるのに、容量160GBのメモリに命がけで320GBの容量詰め込むことも無かろうに。でも死ぬ気で詰め込めば容量オーバーしても平気な記憶媒体って素敵ですよね。
坂元 あ、そうなんだっけ?それ聞くと面白いね~(笑)。映画自体は全然覚えてないけど・・・・。
アキサン 個人的には嫌いな監督なんですけど、リュック・ベッソンの『フィフス・エレメント』の冒頭に出てくるタバコも好きですね。妙にフィルタが長い。舞台は2214年なんですけど、そこまでしてやっぱり吸っちゃうんでしょうか、人類は。
坂元 そこがまた現実的なんだよね・・・・。
上木原 高校の頃ヤンマガで「代紋TAKE2」っていう“きうち先生”のマンガがあって、主人公のチンピラ阿久津が舎弟に鉄砲玉にされ命を落とすんだ。で、目を覚ましたら10年前の時代・・・・10年間の未来の記憶と経験を生かして、千葉の白浜組組長、千葉阿久津連合、阿久津組組長と成り上がるんだよ。“近未来”と云えば~で思い出したよ。あぁまた見たくなってきた・・・・。
あと漫画では定番の「ドラえもん」。最近では「信長協奏曲」「信長のシェフ」「JIN」。そして映画では以前#159『LOOPER/ルーパー』の回で取り上げた中にもタイムトラベルモノってあったよね、『猿の惑星』『ターミネーター』、そして仮面ライダーシリーズでも『電王』が人気なのは解る気がする。そういえば『テルマエロマエ』もある意味タイムパラドックスだよね。とりあえずタイムトラベル系の邦画『信長協奏曲』が1月23日封切りだからそれも楽しみだな~、戦国時代にタイムスリップした高校生サブローどうなる?本能寺の変どうなる?
坂元 そんな中でもやっぱり「BTTF」シリーズって、タイムトラベルものの最高峰だよね。主演のマイケル・J・フォックス、大好きだったなぁ~・・・・『ティーン・ウルフ』とか『摩天楼はバラ色に』とかも。「BTTF」の『PART 3』の撮影時にパーキンソン病を患ってしまい第一線から消えてしまった感があるけど、もう一度彼がバシッと主演する映画を観たいと思っているのは僕だけじゃないと思う。
アキサン マイケル・J・フォックスといえば「BTTF」以外にもコメディ映画の出演が多くて、そこそこ評価もあるんでしょうけど、個人的にはブライアン・デ・パルマ監督の『カジュアリティーズ』が猛烈に印象に残ってますね。とはいえ、印象に残ってるのは演技よりもその内容なんですけど。その邦題から「casual」を想像してしまうんですが、原題は「Casualties of War」、戦争の犠牲者ですね。マイケル演じる若き米兵がベトナム戦争で頑張る話、だと思って観ると酷い目に合うという。1966年に実際に起きた米兵による少女強姦事件がベースになってるんですよね。これも中々に後味が悪い映画ですよ。オススメします。
坂元 なんかオススメのチョイスがおかしいし、〆が台無しになった感じがするんだけど・・・・。

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このディスカッションは、メールのやりとりのみで行われているバーチャル(死語?)な対談です。このコーナーには基本的に何の束縛も決まり事もありません。思いついたことを独り言のように書いていただければこちらで他の参加者とのメールと「会話形式」に編集させていただきます(掲載時には簡単な自己紹介文とアイコン用画像が必要です)。
現在募集中のテーマは『クール・ランニング』(93年 ジョン・タートルトーブ監督)ですメール受付〆切は2016年1月31日(日)です。ご意見・ご要望のメールも大歓迎です。

参加希望メール送り先  sonic@sky.plala.or.jp 坂元まで

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