#197 スモーク

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男が惚れる男

坂元 で、サブテーマである「男が惚れる男優」はどう?オレ的にはやっぱロバート・デ・ニーロかなぁ~、昔から大好きな俳優なんだよね。最近はちょっとコメディ路線が多くなってきたけど、メチャクチャ渋い!
階元 まぁ確かに「男が惚れる俳優代表(?)」と言えばやはりロバート・デ・ニーロがいるわけなんですが、ハーヴェイ・カイテルって、同じぐらいキャリアがあって、確か『タクシードライバー』にも出てるんだよね。その後のキャリアは大きく溝を開けられて、なかなか大きな作品に恵まれなかった。そんな意外と苦労人なところ、どちらかと言うといぶし銀の名脇役という感じも含めて、僕はハーヴェイ・カイテルが好きなのかもしれません。でかい顔に、深く入ったシワが言葉以上に語る俳優として。。なんて言うと怒られるか(笑)でもまぁ、ロバート・デ・ニーロにも惚れてますけど(笑)もう『ヒート』とか最高ですもん。男でもキュンキュン、惚れぼれする、まさに“漢”と表現したくなる~大好きな一本です。
アキサン ハーヴェイ・カイテルの出てる作品といえば『天使にラブソングを・・・』 とか『レザボア・ドッグス』とか『ナショナル・トレジャー』とか『パルプ・フィクション』とか。どれも印象深いキャラを演じてるんですけど、よくよく考えたら『レザボア・ドッグス』は主演ですね。これも冒頭の雑談シーンが印象深いですよね。僕は映画のワンシーンに嘘字幕入れる動画をよく作ってる、というか作らされてるんですけど(笑)、この『レザボア・ドッグス』の冒頭の雑談シーンはいつか素材にしたいです。難しそうですけど。
坂元 それは観たい!楽しみにしています!(笑)
アキサン そういえば『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』もタランティーノの作品ですね。あとタランティーノが脚本やってる『フロム・ダスク・ティル・ドーン』にも出てるし。ちょっと今度から「ハーヴェイ・カイテル」の名前に注意して映画観ることにします。
階元 ハーヴェイ・カイテルが好きな理由ってなんだろう?と改めて考えたんです。男前かって言われると、そんなめちゃくちゃ男前ではない気がして。よくみると猫顔だし、顔は大きいし(笑)でも、男の哀愁やロマン、色気はそこはかとなく感じさせてくれるわけで、やはり豊かな表情を含めたセリフ回しというか語り口、そして例えばタバコ吸う姿をひとつとっても時にシリアスに、ユーモアたっぷりにみせてくれる細かい所作とかをひっくるめて惹かれる気がします。
坂元 さっきアキサンが言ってた通り、『レザボア・ドッグス』とか名作『ピアノ・レッスン』なんか主演なのにイマイチ脇役俳優のイメージが強くない?一度観たら忘れないくらいの凄い濃いキャラなのに、不思議だよね。
階元 僕がハーヴェイ・カイテルを知るきっかけになった『レザボア・ドッグス』なんて、彼の魅力たっぷり!マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミ、ティム・ロスとか一癖も二癖もある俳優(彼らも男が惚れるかっこいい俳優ですね!)たちとの会話劇なんて最高ですもん。『スモーク』のような、行動範囲が狭くて場所や場面の切替や動きも少ない、いわゆる会話劇って、シナリオの力もあるけどかなり演者の力によるところが大きいじゃないですか。身近な会話という最小限のコミュニケーションで、観る人を魅了させないといけないわけなんで。その点、ハーヴェイ・カイテルの会話劇ってバツグンにうまいと思う!個人的になのかもしれませんが、なんか心地良さすら感じられるから不思議です。
坂元 『スモーク』にも出てたフォレスト・ウィテカー、この人大好きなんだよな~。『ラストキング・オブ・スコットランド』なんか最高だよ!最近では「スターウォーズ」の最新作『ローグワン』にも出たね。アキサンは誰思い出す?「男が惚れる男優」と云えば・・・・
アキサン 坂口憲二、ですね。一泊二日でファンクラブ会員と行く温泉貸切バスツアーってのをやったら、参加者が全員男だったという。入浴中も食事中も常に痛いほどの視線を浴びつづけ、就寝時間になるとひっきりなしにドアをノックする音が一晩中するという。めちゃモテてますね。
坂元 それなんか意味が違うよね
上木原 今回のテーマ「男が憧れる~」て今までのショートカットでもテーマは違えど何度もやってきた気がするんだよね#121 #122の『ロッキー』#146『エクスペンダブルズ』のスタローンとか、#123『フットルース』のケヴィン・ベーコン、#135『プロジェクトA』#166『ライジング・ドラゴン』のジャッキーに#148『プリズンブレイク』のスコフィールドとバウアー、#154『コラテラル』のトム・クルーズや#171『プレデター』のアーノルド、#180『ボーン・シリーズ』のマーク・ウォール・・・じゃなくてマット・デイモン(笑)・・・・ってコトでやはり一番は#174『ミスティック・リバー』で語ったイーストウッドじゃないの?『グラン・トリノ』とかマジ最高だし!暴力ナシで考え抜いた末に解決させるウォーリーはマジ涙。最後の姿はまるで十字架のようだった。僕ん中では男が惚れる男優が出てくる映画といえば先ずはコレかな。
ホリケン 私の中の「男が惚れる~」1位は2014年『イコライザー』のロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)ですね。基本的に必殺仕事人みたいなスト-リーなのですが、彼の生きざまは近年一番ぐっとキました。で、2位はこれまた2014年『ジョン・ウィック』のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)!飼い犬を殺された伝説の殺し屋は怖すぎデス(笑)絶対に人の大切にしているものを奪ってはいけないと教訓を与えてくれます。そして3位は2012年『アウトロー』のジャック・リーチャー(トム・クルーズ)。『ミッション・インポッシブル』の陽気なイーサンも好きなのですが、少し陰のあるジャック・リーチャーがキャラ的に最高です。悪は決して許さない超人感と、常人との感覚のズレが漫才みたいで、アウトローな知人と似ていてもう最高(笑)(笑)(笑)
坂元 続編の『ジャック・リーチャー Never Go Back』は全然“アウトロー”じゃなくなってて残念だったけどね(笑)“アウトロー”と云えばやっぱ『マッドマックス』!あの頃のメル・ギブソン、カッコよかったよなぁ~。
ホリケン あと、別枠でマーベル・シネマティック・ユニバースの『アイアンマン』のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)ですね。軽薄で軽妙な性格の彼がヒーローになることで後に苦悩を抱えて壊れて行く流れも、今最も見守っていきたいキャラNo,1!吹き替えの藤原啓治も相まって大好きなキャラクターです。
アキサン 僕が好きな俳優、といえばやはりゲイリー・オールドマンでしょうか。それこそ悪役のイメージが付いてた頃に好きになったんですけど、最近は「ダークナイト・トリロジー」のゴードン本部長役とかが何か様になっちゃってて。昔のようなエキセントリックな悪役をまたやって欲しいな、とは思うんですが。
上木原 「男が惚れる」ってのは僕ん中では、妻や子供など家族や愛する誰かを守るオトコ、己の危険をかえりみず国家を守るオトコ、濡れ衣を晴らす為に戦うオトコ、コレだと思うんだよね。だから腹出たヘビースモーカーのハーヴェイ・カイテルジャ全く惚れない・・・・。金で動くってダメでしょ、しかも又貸ししてるし(笑)惚れないでしょ別に。ってコトで結局ジャック・バウアーとスタローンに行き着いちゃうんだよね(笑)あぁ、あと『不毛地帯』の壱岐正の生き様もサイコーにオトコが惚れる生き様だった。
階元 しかし今回の『スモーク』、ほんとタイミングがいいというか、12月からデジタル・リマスター版としてリバイバル上映してるみたいで。鹿児島でもガーデンズシネマで2月からやるそうなんですよ。初めて映画館で堪能したいと思っています。それこそ、Short Cutの最終号のあとの打ち上げはなんか映画を観て、そのあと飲みにいきたいですね!その頃、なにやってるだろう??『T2:トレインスポッティング2』はまだかなぁ?
坂元 じゃ、みんなで『スモーク』観に行こうよ!ね、上木原さん!

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このディスカッションは、メールのやりとりのみで行われているバーチャル(死語?)な対談です。このコーナーには基本的に何の束縛も決まり事もありません。思いついたことを独り言のように書いていただければこちらで他の参加者とのメールと「会話形式」に編集させていただきます(掲載時には簡単な自己紹介文とアイコン用画像が必要です)。

現在募集中のテーマは2017年3月25日更新予定の『桐島、部活やめるってよ』(12年 吉田大八 監督)です。まずは気軽にメールを!
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参加希望メール送り先  sonic@sky.plala.or.jp 坂元まで

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