夢を持って集まった10店。古い寮が魅力的に再生

 「この建物の母屋を店舗兼住居として使ってみないね?と大家さんに言われたのが最初。母屋の後ろは元々寮だったので、そのままにしておくのはもったいないと思ったんです」。決して恵まれているとは言えない立地。1店舗では集客が難しいと考えた島田さんは、寮の部屋を貸し出すことを思いついた。大家さんの許可がおりると、さっそく知人に声をかけたという。するとあっという間に希望者が集まり、“ドミトリー428”が動き出した。
 出店者はイベントなどに参加したことはあっても店を構えるのは始めてという人がほとんど。「店舗を借りるとなれば通常数十万円は掛かりますが、ここは1部屋の家賃が数千円。夢を持った方が“やってみよう”と集まった感じですね」。古道具、カフェ、リメイク作品、ハンドメイドの洋服、生地、菓子、有機野菜、グリーンなど特色あるショップが10店も集まっている。経費を抑えるため、ほとんどを自分たちで手がけた内装もそれぞれの店のカラーが出ていて面白い。島田さんは“ドミトリー428”の魅力をこう話してくれた。「最近、複数のショップが集まって開催するイベントが多く、人気を集めていますが、ここは毎日プチイベントを開催している感じ。お客さんにもそんな感覚で楽しんでいただけたらと思います」。
 実は3年間限定という“ドミトリー428”。その後はここでの経験を活かし、個店で力を発揮していくだろう。

“入寮”している個性豊かな10のショップ

フルドウグ Resetta

味わい深い古道具が
生活のアクセントに

以前、松原町に構えていたお店。店内に並んでいるのは、骨董市で出会ったり、知り合いから譲り受けた古道具。それを現代の生活のなかにスパイス的に使うスタイルを提案している。おすすめのタイプライターは、一度使うと病みつきになるアナログ感が魅力だ。

丹羽秀樹商店

全国各地の産地から届く
旬を迎えた様々な野菜

オルノ食堂に隣接したスペースで野菜を販売しているのが〈丹羽秀樹商店〉。“ムクダイ”という土づくりの手法を取り入れた有機栽培のものをはじめ、旬を迎えたばかりの野菜が全国各地から入荷している。今後はそんな野菜を使った加工品やスイーツも登場する予定。

kukka+

インテリアにもおすすめ
心なごむグリーンの部屋

お風呂場だったスペースを利用し、グリーンをはじめ手作りオーナメントなどを販売。器とセットになったグリーンは、インテリアにも取り入れやすい。また定番の植物でも形や色の付き方が珍しいものをセレクトしていたりするので、注意して見ると面白い発見ができそうだ。

Tsukinoterasu+

陶器、ビーズアクセサリーに
布小物、洋服と魅力をプラス

吉野にあるギャラリー〈月のテラス〉の姉妹店。本店同様、陶器とビーズアクセサリーの展開、加えて鹿児島市内の作家が手がける布小物や洋服も販売している。素朴な風合いが特徴の陶器は、マグカップや小皿、お茶碗などが並び、同店限定販売の商品も登場予定だ。

natyu cotton

上質な生地が約200種類
ハンドメイドの魅力を提案

アパレルメーカー向けなどに織られている上質な生地が約200種類。さらにボタンや糸など、洋裁の材料をセレクトするお店。作り方と材料を揃えたオリジナルの手作りキットも展開している。また、ハンドメイドの洋服の販売も行っており、オーダーメイドも受付中だ。

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