西洋古道具 トロイメロイ

アンティーク家具の修復を通して
長く使い続けることの大切さを伝える

 〈トロイメロイ〉の松林さんはアンティーク家具の修復に、作られた当時の材料や技法を極力用いる。それは、その物の雰囲気を損なわず、使い込まれた自然な魅力を引き出すため。家具は修復によって役割を果たせ、その価値を下げることもない。「アンティーク家具は釘1本をとっても職人の手で作られている。だからこそ、時代が変わっても人の手で修復できる。こういう家具に触れると、長く使い続けることの大切さに気づかされます」。修復の依頼ができるのはもちろん、店には修復したアンティーク家具や雑貨のほか、ホーローランプやスツールなど松林さんのオリジナルもある。これからの生活をともにし、また次の世代にも残していきたいと思える物に、きっと出会えるはずだ。

藤宝石

より一層の想いを込めて
ともに歩んでいくジュエリー

 〈藤宝石〉は1963年創業のジュエリー専門店。店に工房を持ち、フルオーダー・リペア・リフォームと、幅広いサービスを提供している。伊藤さん夫妻は2代目。奥様・嘉恵さんがデザイン、ご主人・政幸さんが製作を担当している。「リフォームは、その先も共に歩んでいくための過程。常に身につけるものだから、そのジュエリーが歩んできた時間や背景にある想いを大切にしたいです」と奥様の嘉恵さん。一方、政幸さんには職人ならではの葛藤がある。「作った職人を思うと、手を加えることに躊躇することもあるんです。私も同じ職人ですから。でもそれを越えるジュエリーにするのが私の仕事です」。受け継がれる作り手の想い。姿形が変わっても、そのジュエリーに刻まれた思い出は決して失われないだろう。

  • 住所/鹿児島市樋之口町8-7
  • 電話/099-223-6024
  • 営業時間/10:00〜19:00
  • 定休日/水曜・第3日曜(変動有り)
  • 駐車場/契約駐車場あり(要確認)
  • 主なサービス・取扱商品/フルオーダー(ブライダル・メモリアルなど)、リフォーム・リペア・リフレッシュ、オリジナルジュエリー
  • HP/http://fujihouseki.com
  • ブログ/http://blog2.fujihouseki.com
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デニムワークス

全国のジーンズファンから依頼がくる
ジーンズのリペア・リメイク専門店

 吉田インターから車で10分ほど。決してわかりやすいとは言えない場所だが、ここに全国のジーンズファンが頼りにする工房がある。脇田さんが営む〈デニム★ワークス〉だ。ジーンズのリペア・リメイクを専門に、別注オーダーなどオリジナルの製作も行っている。依頼のほとんどは穴埋めなどのリペアと言うが、難易度が高く、他店が断るようなジーンズも基本的には受けている。「ヴィンテージはもちろん現行品も、履けば履くほど表情が変わる。その人だけの他にはない一本ですよね。それを履き続けたいって思う気持ちを大切にしたいし、そのお手伝いをするのが僕の仕事だと思っています」。彼の技術や知識はもちろん、持ち主の思いをしっかりと汲み取る姿勢が、多くのジーンズファンに支持される理由に違いない。

  • 住所/鹿児島市宮之浦町3350-1
  • 電話/099-294-2425(要予約)
  • 営業時間/11:00〜19:00
  • 定休日/不定
  • 駐車場/あり
  • 主なサービス・取扱商品/リペア・リメイク、オリジナルデニムアイテム、別注オーダー(ジーンズ・小物)
  • HP/http://dwsk.web.fc2.com
  • 地図の詳細はこちら

ジャポニカセブン

使い手の好みやライフスタイルを考慮
家具にも新たな人生を与える“再生”

 店内にはそのままでは使えない、壊れた家具も並ぶ。それは買い手の希望を聞いて仕上げるため。例えば、椅子なら生地、脚、肘掛けなど、それぞれの色を好みで選ぶ。「店にあるのは昭和30〜40年代の家具が中心。お客様のイメージ通りに修復できるので、喜んでいただいています」とはオーナーの岩元さん夫妻。もちろん、依頼も受けており、最近は形見を持ち込む人が多いという。「古い家具は職人の緻密な仕事が施され、いい材料を使っている。だから、ライフスタイルや好みに合わせて作り変えるのもひとつの手。その先もずっと使えますから」。使い手の目線で家具に新たな役割を持たせ、次の世代にも残る家具に“再生”。それは使い手にとってはもちろん、家具にとっても幸せなことだろう。

凪

フィルムカメラ好きとともに
その魅力を発信するふたりの職人

 〈カメラサービス鹿児島〉はペンタックスの修理委託店として開業し20年を数える。今では全メーカーのフィルムカメラの修理に対応し、全国から修理を求めるカメラが届く。「フィルムに特化した修理。デジタルの普及は進んでも、好きな方は多いですから」とは代表の田中さん。生産終了していても、部品によっては自作するこだわり。客からの信頼も厚い。ライカなどクラシックカメラの修理を担当する松原さんは「レンズなどにもよりますが、カメラが違えば仕上がりも大きく違う。暗室で現像する時間も楽しい」と、その魅力を話す。そんな二人は店に集まるフィルムカメラ好きと2冊の写真集を発行し、カメラの魅力を発信してきた。「楽しさが伝われば素直に嬉しい。現在3号目も制作中です」。カメラに対する二人の熱い想い。それが人を集める一番の理由だ。

  • 住所/鹿児島市東谷山1丁目2-3 サンパティーク東谷山2F
  • 電話/099-837-8556
  • 営業時間/9:00〜18:00
  • 定休日/日祝
  • 駐車場/あり(要確認)
  • 主なサービス・取扱商品/フィルムカメラ修理・クリーニング、中古カメラ販売、レンタル暗室、8mmフィルムやVHSのDVDダビング
  • HP/http://www.cs-kagoshima.info
  • 地図の詳細はこちら

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