立ち寄りスポット

取材途中で見つけた、国道226号線沿いの立ち寄りスポットをご紹介。海道八景とは趣の異なる絶景ポイントや、地元で長く愛されるお店、そして地域の歴史や文化に触れる施設など、ドライブの途中にぜひ立ち寄って欲しいスポットばかりです。
(特に住宅街など地元の方が生活する地域を歩く場合はマナーを守って散策しましょう)

木場商店

遠方からも訪れるほど人気
昔ながらの甘いさつまあげ

 食品から日用品まで揃える地元の台所的な存在の〈木場商店〉。実はここ、知る人ぞ知るさつまあげの人気店。それは北は北海道、南は沖縄と全国各地から注文が入るほど。美味しさのヒミツは、なんと言っても近くの片浦港にあがる新鮮な魚を使っていること。魚もひとつひとつを丁寧に手作業でさばいているので愛情もたっぷりだ。そんな仕込みの真っ最中ながらも「見かけは悪いけど、美味しいよ」と笑顔で薦めてくれた自慢の一品は、最近の控えめのものとは違い、昔ながらの“甘~い”味わいが実に印象的。心がほっと安らぐ、懐かしい美味しさだ。

  • 住所/南さつま市笠沙町片浦1114-2
  • 電話/0993-63-0035
  • 営業時間/7:00〜18:00(さつまあげは売り切れ次第、終了)
  • 定休日/無休
  • 駐車場/あり
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お食事処 玉鱗

笠沙の豊かな海の幸を
たっぷりと味わえる

 笠沙を訪れたら、堪能したいのはやはり海の幸だろう。毎朝市場に行き、片浦港に水揚げされた魚介を仕入れる〈玉鱗〉は、うってつけのお店だ。店内に入るとたくさんの生簀が並ぶ。なんでも仕入れる魚介の大半は活きた状態なのだそう。「なによりも鮮度が自慢。できるだけ調理前に絞めます」と代表の巻木さん。そんな新鮮な活魚を、刺身だけでなく、焼物や唐揚げなど様々な調理法で味わえるのも〈玉鱗〉の魅力だろう。「笠沙は砂地の海岸もあるし磯もあるので揚がる魚の種類が豊富なんです」。9月からは笠沙特産のタカエビが旬を迎える。ぜひとも味わって欲しい一品だ。

鑑真記念館

日本文化に多大な影響を与えた
唐の高僧・鑑真の記念館

 笠沙から坊津へ向かって走る途中に、秋目という集落がある。ここは753年、唐の高僧・鑑真が幾度の航海の末、日本本土へ上陸したと言われる場所だ。鑑真が上陸した秋目港。その港を前に立つのが〈鑑真記念館〉だ。一面ガラス張りの建物は、港だけでなく、夕陽も一望でき眺めも抜群。館内では、鑑真の渡航の様子や生涯について、展示品やジオラマで詳しく紹介している。「年間4000人が訪れます。みなさん、来て良かったと言ってくださいますね」とは館長の大迫さん。坊津を訪れる際は外せない、おすすめのスポットだ。

  • 住所/南さつま市坊津町秋目225-2
  • 電話/0993-68-0228
  • 開館時間/9:30〜16:30
  • 入館料/高校生以上¥200、小人¥100※団体割引あり
  • 休館日/月曜※祝日の場合は翌日休。そのほか臨時休館あり
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坊津歴史資料センター 輝津館

様々な資料と貴重な文化財で
坊津の歴史と文化を伝える

 坊津のことを少しでも詳しく知りたい方は、真っ先に訪れて欲しいのがここ。〈輝津館〉は、坊津の歴史や文化に関して、様々な資料や貴重な文化財の展示を通して、楽しみながら学ぶ事ができる資料館だ。主な展示に、中国や琉球などとの交易。国指定重要文化財の「絹本着八相涅槃図」をはじめとする、一乗院を中心とした坊津の仏教文化。さらに漁業や民族に関することなど、展示物や映像など趣向を凝らして紹介している。また景観も展示のひとつとの考えから、2階には展望テラスを設置。国指定名勝である双剣石の望む坊津らしい美しい風景を楽しめる。

  • 住所/南さつま市坊津町坊9424-1
  • 電話/0993-67-0171
  • 営業時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • 入館料/大人300円、小人(小・中学生)100円
  • 定休日/無休
  • 駐車場/あり
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つる屋菓子舗

地元の名物菓子を作る
長年親しまれる老舗菓子店

 創業約100年。昔ながらの民家や風情が残る小さな港町に〈つる屋菓子舗〉はある。店内には、名物“坊津団子”や、“ポンカン最中”、かるかんやレモンケーキなど昔ながらの和洋菓子が並んでいる。中でもポンカン最中は坊津のポンカンを使い、餡には果肉入り。柑橘のさわやかな香りも楽しめる。「お盆や年末年始になると、坊津を離れた人たちが帰ってくる。その度に、みなさんお土産を買いに来てくれるんです」とは、2代目のご主人。長年親しまれ続けている地元の味を、ぜひ試していただきたい。

  • 住所/南さつま市坊津町坊6907
  • 電話/0993-67-0043
  • 営業時間/9:00~18:30
  • 定休日/日曜
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大当石垣群の里

野面(のづら)積みによる圧巻の石垣群

百万個といわれる自然石の石垣群で形成された集落。傾斜地を利用した集落のため、上の方に行くと、東シナ海や立羽島など素晴らしい景色を見下ろすことができる。散策路が整備され、総延長は約1220m。30分ほどで歩いて一周することができる。

笠沙町野間池一帯

大きな入り江と海に突き出す半島

野間半島の付け根の部分にあたる野間池は、池ではなく海につながる大きな入江。天然の良港としても知られる港町で、のんびりとした町の風景が心を癒す。博物館や宿泊施設、レストランなどを持つ笠沙恵比寿もある。写真左手が野間池と野間半島。

秋目の大きなあこうの木

鳥居のような形状が目を引く

鑑真が日本に上陸した最初の場所として知られる秋目にあるあこうの木。その立派な佇まいと、上部が鳥居のようにに繋がった独特の形状に魅せられ、絵画の題材にする人も少なくない。立て札には樹齢千年と書かれている。

一乗院跡

西暦583年創建の由緒正しき寺院跡

西暦583年に百済の僧、日羅が仏教弘布のために創建したと言われる。明治二年の廃仏毀釈によって廃寺となり、今では上人墓と仁王像などを残すのみとなっているが、日本有数の由緒正しき寺として全国的に有名だったと伝えられている。